仕事の合間に目が疲れたので
3階に上がってバルコニーから
空を眺めたら東の空に
月が一所懸命に輝いていました。
薄い雲がかかっていたためか
輪郭が少しボヤけていたけれど
眺めているうちに心なしか
疲れが取れたような気がしました。
こんなに寒くても月は太陽から
光をもらって輝いているんですね。
なにで読んだか忘れましたが、
月が美しいと感じるのは
誰のものでもないからなんですって。
そのことを思い出して
なるほどなぁって思いました。
月齢表を見ると明日が満月らしい。
明日もたぶん忙しいけれど、
月を眺める余裕はもっていたい。
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出し月かも
阿倍仲麻呂(仲麿)
阿倍仲麻呂は19歳で唐に渡り、
40歳くらいまで玄宗皇帝に仕え、
やっと帰国を許されるも船が難破し
ベトナムに漂着。
そこから再び唐に戻れたのですが、
ついに日本に帰ることはかなわなかった。
この歌は遣唐船で日本に向かう時に
満月を眺めて詠まれた歌らしいですね。
阿倍仲麻呂にとっては希望の月で
あったのかも知れません。
※私のスマホではこの程度しか撮れません。
私のブログを目にしたら仲麻呂は顔を顰めそうです。