祖国を離れていた人たちが
自分の家族や国を守るために
必死になって戻って来る国と、
祖国に留まっていては
理不尽な命令が自分の元に
いつ下されるか分からないと感じて
必死になって離れようとする国と。
力では人の心は動かない。
愛する想いこそが人を突き動かす。
プロパガンダに洗脳されて侵略する側の人々と
それを食い止め跳ね返そうとする側の人々と。
どちらの側にも家族がいて恋人や友人がいる。
もしも自分が侵略する方の国に属していたら、
もしも自分が侵略される方の国の人間だったら、
自分はどうしているだろう。
自らの想像力を暗い部屋に閉じ込め
鍵をかけてそれを投げ捨ててしまえば
どんなに冷酷な命令も出せるだろうし
痛みだって感じないのかも知れない。
そんなひとりの狂人による命令のせいで
ついに自国の若者たちにもそっぽを向かれ
大国はますます孤立への道を突き進もうとしている。
もはや手段を選ばないなりふり構わずの戦い方。
それが何よりもこの侵略戦争の杜撰さと
正当性のなさを雄弁に物語っている。
いま、これだけ世界中が混乱し恐怖に怯え
怒りに満ち憔悴しきっているというのに、
どうして立ち止まってみようとしないのだろう。
私は現地の事情に詳しいわけでも
民俗学的なことに精通しているわけでも
地理的な特徴を把握しているわけでもないけれど、
ミサイルが建物や橋を壊したり
無差別に人の命を奪うことを知っている。
地雷を踏めば身体が吹っ飛ぶことを知っている。
火をかければ燃えてしまうことを知っている。
拷問がどれだけ卑劣な行為か知っている。
戦火の中に解決の糸口などけっして見つからない。
まだ引き返すことができる、
これ以上犠牲者を出さない道を選ぶこともできる。
償うことを恐れずにまずは来た道を戻ること。
そこからしか未来はやって来ない。
戦争などやってはならないのです。
https://www.youtube.com/watch?v=kcp0W5fTYXM
急なことではありますが
今回の投稿をもってブログをお休みすることにしました。
1年間ブログをやってみて
今までの自分の投稿をランダムに読み返してみると
思い違いがあったり、明らかに勉強不足だったり、
なんでこんなくだらないことをとか、
顔から火が出るような思いでいっぱいになります。
にもかかわらずお付き合いいただいた方々、
リアクションをいただいた方々、
ご丁寧にコメントまで頂けた方々に
この場を通じて改めてお礼申し上げます。
私はこの1年こんなことを考えていたのかと
懐かしく思うこともあるかと思うので
すべての投稿をそのまま残しておきます。
そしてまたいつか気が変わって
書きたいという気持ちになったら
このブログに投稿するつもりです。
本当にありがとうございました。皆様、お元気で!