村上春樹
『TVピープル』★★★
2013年 約10年ぶりの再読
あまりに完結な備忘録に苦笑
--------(抜粋)
不意に部屋に侵入してきたTVピープル。詩を読むようにひとりごとを言う若者。男にとても犯されやすいという特性をもつ美しい女性建築家。17日間一睡もできず、さらに目が冴えている女。
―それぞれが謎をかけてくるような、怖くて、奇妙な世界をつくりだす。作家の新しい到達点を示す、魅惑にみちた六つの短篇
表題作「TVピープル」のほかに、「飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」、「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」、「加納クレタ」、「ゾンビ」、「眠り」
生と死、現実と非現実のあいだの壁が取り払われて、さて何が起こるのか。小説の領域を一挙に拡大する作家の、新しい到達点を示す。
--------
・TVピープル
ガルシア・マルケスの新しい小説
---
存在していることは知っている。でも存在しないものとして対応している。
---
予想通りの展開 パターンなのかな?
・飛行機—あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか
---
彼女は電車が通り過ぎるのを待っていた。それから言った。「人の心というのは、深い井戸みたいなものじゃないかって思うの。何が底にあるのか誰にもわからない。ときどきそこから浮かびあがってくるものの形から想像するしかないのよ」
---
出た・・井戸
同時進行読書中の『僕が電話をかけている場所』FB
そこから飛ばして
・眠り
私的に『納屋を焼く』の次に好きな短編で何度読んだかしれない。
惹かれるのは無意識と言うか惰性と言うかその感覚
・我らの時代のフォークロア ——高度資本主義前史
・加納クレタ
・ゾンビ
✕ ✕ ✕
今回は伊豆旅行へ持参し電車移動中に読んだ。
お次は『レキシントンの幽霊』かな。