クレア・キップス
訳:梨木香歩
絵:酒井駒子
『ある小さなスズメの記録
人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯』★★★
買おうと思って忘却の彼方のままだった・・
先日GET
王道コラボに表紙を眺めるだけでにこにこ
解説が小川洋子 出来すぎてる!
http://books.bunshun.jp/articles/-/1338
さて逸る気持ちもあり通勤読書
しかしこの本眠りを誘う・・ゆらゆらまぶたが・・
ハッ どこまで読んだかしら?
分かります。その小鳥のかわいさ、素晴らしさ。
でもそれを相手に文章で伝えるむずかしさがこの眠りが証明してる。
こんなにスゴイ鳥なのですよって最初は新鮮なんだけど。
最後の章 最後の日々
どうしても実家のワンコの状態と重ねてしまい、
梨木さん、小川さんも同様な経験をしていることが記載されていて誰もが通る道なのだと。
人間を失うことと動物を失うことの違いの「内面」について考えさせられた。
そう今の時代何が起こっても驚かない。
想定範囲外だとしても、それは起こりえるんだと。
「そんなことも知らなかったの?」知らない人が悪いとでも言うように。
それは別によいとして、感受性がどんどん鈍化しているように思う。
歳と共に涙もろくなるって本当かな?
若い時の方が感情的だったし、人間味溢れていた。
パワーのちがいかしら。
老人になると子供に還る 退行するとは聞くけど、クラレンスもそうだった。
うちのお庭にも色々な鳥が来て会話してる。
実家に電話するのがこわい。
ましてや実家からの着信がこわい。