中筋純
『かさぶた』★★★★
「福島 The Silent Views」
5年経ったいまでも、避難指示対象者だけで約10万人がふるさとを離れたまま。
知っている景色が広がる。
中筋さんは、浪江出身の歌人・三原さんの
「二年経て浪江の街を散歩するGoogleストリートビューを駆使して」
に触発されてそう。
「人間がいなくなると、自らの傷を癒すかさぶたのごとく草木は大事を覆い尽くし、人間の造った構造物を飲み込み季節は流れていく」
ゆっくりゆっくりページをめくる。
2013年、東京五輪開催が決まる。
「これで流れが変わると思ったのです。福島の忘却が始まる、と」
土壌シードバンク
その写真から目が離せなくなった。
どぅ言葉に著したらよいのか・・・
今関あきよし監督の作品を是非みてみたい。
http://www.asahi.com/and_M/gallery/20160920_kasabuta/