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2018-10-31 | 辻村深月




辻村深月
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』★★


辻村深月に出逢った当初どんな著書があるのか見ていて、
題名から惹かれた本
何となくだけど、戦争っぽぃイメージがわき、
装丁はぱっと見、山口県の例の絶景に似ていて(荒れくれさは別として)
とにかく気になっていた本へやっと辿り着いた。

貸してくれた本人は「あまり好きじゃないかな わたしはね」って一言
平和で和やかな物語な好きな彼女だからそうかと思ったけど、
裏表紙の内容を読み・・うん。イヤな予感は的中

感じたのは角田光代の『八日目の蝉』を彷彿とさせるものがある。
(konobibourokunihakisainasi)
どうしても映画の印象が強く残っていて、小池栄子が浮かんだ。
そういう芋ずる式の記憶ってするすると出てくる。

どうなの?どうなるの?
そういう探求より早く物語を終わらせたかった。
彼女の独白

辻村マジックはいらないと思った。
思い込みってそう。
裏切りってそう。

身近な彼女に酷評を伝えたけど、
これは読む年齢によるんじゃないかと思う。
その時期をなんなく通り過ぎ(わたしは逃げるを選択)
遠く離れ、新しい世界を構築するのに毎日が充実して、
30歳の壁なんて何てことなかった。
強がりでもなく、都会と田舎地方の格差
プロポーズさえ現実なのに自分のことと思えなかった。
道が二手に分かれていて迷いもなくわたしはその道を選んだ。



ドラマちっく。









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