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📚読書備忘録📚
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Y

2022-06-29 | 作家別諸々(や行)

 

米澤穂信
『満願』★★★

 

かなり前に会社のコにおもしろいですよと薦められ、
その話をお友達にしたら素直に読んだらしく手渡された。
やっとです!
読書会課題本を選ぶ際『王とサーカス』と一緒に提案した本
(が、しかしもう米澤さんは課題本には上がらないかな・・)

 

--------(抜粋)

 

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録
史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔
山本周五郎賞受賞

 

--------

 

山本周五郎とはどんな人?

山本周五郎 - Wikipedia

 

山本周五郎賞 | 新潮社

 

山本周五郎賞 | 新潮社

新潮社がお届けする新潮社の文学賞の情報

新潮社コーポレートサイト

 

 

受賞作で読んだことがあるのは下記
代表的な伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』
あと最近読んだ森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』
荻原浩『明日の記憶』もそうだったのね。
吉田修一『パレード』
江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』
宮部みゆき『火車』
吉本ばなな『TUGUMI』

 

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・夜警

 いきなり暗い・・(苦笑)

 

・死人宿★★★★(私的に選ぶとしたらこの話かな)

 あるあるな感じで嫌いじゃない。

 人間はそう簡単には変わらない。
 元々持ったもの

 

・柘榴

 美人姉妹のお話
 随分と聞き分けがよい母親ね。
 ダメ男に惹かれる気持ちは・・分からなくはない(以前も記載した?)
 知人が印象深かったと言っていたお話

 

・万灯

 『王とサーカス』を彷彿とさせるお得意のアジア系

 人は簡単に人を殺せるのか。

 

・関守

 先日伊豆半島を運転(それも狭い峠道)一瞬ドキッ
 朝靄で視界不良な道だった。
 
 途中から予想がついたけど、ちょっとしたホラーね!

 

・満願

 標題作
 身近に司法試験に向けて勉強中の人がいるからか、
 こうあっさり試験をパスしている主人公が賢く思えて、目線が変わった。

---


「学があるというのは大きなことです。この世はとかくままならなぬもの。でも学があれば、世の世ならと臍をかむこともきっと少なくなりましょう。どうぞ、よくよく勉強なさいね」

 

---

 回田(めぐりた)読めず・・

 

 

 


以上 帯に書いてあるほどではなかった。絶賛し過ぎです(笑)



宣伝効果 出版社の力量

 

初期作品を数作読んだのみだけど、作者の成長がとても実感出来ます。
『さよなら妖精』→『満願』
直木賞受賞作『黒牢城』はいつの日か・・


もっともっとおもしろい短編集はあります!
並行読書してる鮎川哲也のバイオレッドフィズ!
三番館の短編集なんて突っ込みどころ満載だけど、際立っているものね。

自分好みの作家さんに出逢いたければ短編集、アンソロジーが早道です。

 

 

 

 

 

 

 

 



先日久々に1位!
ランキングに興味がないわけではないので、素直にうれしいわ(#^.^#)

稚拙な備忘録ですが、今後ともよろしくお願いします。


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