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2022-06-14 | 作家別諸々(や行)

 

米澤穂信
『真実の10メートル手前』★★★

 

今月の読書会課題本です。
こちらは短編集となります。
『さよなら妖精』『王とサーカス』に次ぐ三部作

太刀洗さんがクールに登場 切れ長の目がキラリ☆

 

--------(抜粋)

 

高校生の心中事件
二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と 呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と 合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める……。太刀洗はなにを考えているのか? 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録
『王とサーカス』後の6編を収録する垂涎の作品集

 

--------

都留市の都留さん(スムーズに読めた)

 

 


・真実の10メートル手前

東洋新聞時代の太刀洗さんの物語
私的には標題になっているこちらが印象深かった。
それは伏線が分かりやすい点にもあるかと。
自己推理が当たる!(笑)

しかしカメラマンのカレが「ほうとう」を知らないのはおかしくない?
あと10メートルって近いですよ。双眼鏡必要?


・正義感
・恋累心中
・名を刻む死

飛んで
・綱渡りの成功例

突っ込みどころ満載な物語達
(読書会じゃなかったらそこまで読み込まなかったんだけど(^▽^;))

 

・ナイフを失われた思い出の中に

ヨヴァノヴィチさん

英語での意思疎通

文中に出てきた少年の手紙の文体が米澤さんの文体と一緒で苦笑
少年がそんな文筆家みたいな手紙を書くかね?
そこのところもう少しどうにかならなかったのかしら。
うーん、それは『王とサーカス』にも言えたことで(読書会でも出た話題)
文章が冴え過ぎて内容のちぐはぐ感が拭えない。

 

 

 

とにかく無駄のない大刀洗さん
鋭い観察眼と臨機応変で機敏な動き
一作目以降は新聞社を辞して、フリーの記者としての物語となる。
文体全体としてクール!(暗いと言わないで)

何だろう?そのしっくりこない違和感
それが次から次へと現れ立ち止まることになる(流れに乗ればどうってことないんだろけど)
物語を楽しむと言うより、その引っかかりに絡めとられてしまった。

日常に溢れる当たり障りのないことに隠されている謎
事件性を持つか持たないか。

「知ること」「伝えること」

記者としての太刀洗さんの基本姿勢
完璧過ぎないかな?

大刀洗万智の慟哭

私は人間味がある主人公が好きらしい(笑)

「これは米澤さんの物語だね」作者が主人公に勝ってしまっている。

 

 

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