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(自己評価★★★★★)+泣ける物語
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A

2021-03-16 | 翻訳物

 

アンソニー・ホロヴィッツ
訳:山田蘭
『カササギ殺人事件㊤』★★★★
 
 
リフレッシュ休暇終了
旅行にはもちろん行かなかったけど、
充実したお休みとなって、名前の通りリフレッシュ!
髪を20cm近くバッサリ切ったのもよき(アタマが軽くなった♪
 
さてその休暇中に読もうと温めておいたカササギ殺人事件
結構前から店頭に並んでいるのを見て気になって気になって。
 
一旦池波正太郎の世界は封印
 
 
全く異世界な1950年代のイギリスへワープ!
 
 
--------(抜粋)
 
 
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。
鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、
あるいは…。
その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。
余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―
アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ
 
 
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申し訳ないけどアガサ・クリスティは読んだことがない・・
有名なのは『オリエント急行殺人事件』(映画やドラマ多数)
知らない人はいない名作
 
 
 
 
 
 
 
 
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‘’人生のすべてのできごとには決まった様式があり、その様式が人間の目にとまった一瞬を偶然と呼ぶにすぎない‘’という、
ピュントの信条が記された章がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
「事件に関係があると思いますか?」フレイザーは尋ねた。
「関係ないものなど、何もないのだよ」ピュントは答えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
「情報と直感」
 
 
 
 
 
 
 
 
畢生の著作『犯罪捜査の風景』に、アティカス・ピュントはこう書いている。
‘’真実とは、深い谷(フェアテイフンク)のようなものと考えることもできる――
遠くからは見えないが、あるとき突然、目の前にふっと現れるのだ。
そこに到達するためには、さまざまな方法がある。
一見して何のかかわりもないように思える質問を重ねていくことも、実はめざす地点へ近づく有効な方法である。
犯罪の捜査に、無意味な回り道というものは存在しない‘’
 
 
 
 
 
 
 
 
本でも、テレビでも、数えきれないほどに人間が殺されている。
人を殺さない物語など、なかなか成立しないほどに。
わたしたちはなぜ、こんなにも人が殺される謎を求め、そういった物語に惹かれるのか――
殺人という罪に、それとも解決に惹かれているのだろうか?
あまりに安全で居心地がいい暮らしを送っているからこそ、原始的な欲求として流血沙汰を望むのだろうか。
ホンジュラスのサン・ペドロ・スーラ(世界でもっとも殺人事件の発生率が高い都市)
でアランの本がどれほど売れているのか、後で調べてみよう。
そこの住民たちは、ひょっとしたらそんな本は読まないのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
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