『朽ちゆく世界の廃墟』
草が蔓延る表紙に惹かれて、久々の廃墟本
ぞわっとする感じは一か所のみで(日本の北方領土の基地)
あとは芸術さながらな世界の廃墟写真が続く。
汽車の墓場、車の墓場、船の墓場など墓場シリーズ
打ち捨てられた工業製品が自然との対比をなしている。
表紙のような廃村、湖に沈んだ街も。
ただ海外の廃村だと美しく見えてしまう。
廃墟を見た時のあの感覚がない。
工場の廃墟も綺麗に残され観光地化されている場所もあり、
やはり身近な日本の廃墟が、何とも言えない気持ちにさせられる。
私的には鬼怒川温泉の廃墟ホテル群が現実に見てもぞわっ
先日の鳴子温泉峡も老朽化からの廃墟ホテルが目立ち、
雨に濡れるコンクリートの灰色とガラス窓が割れて反射のない真っ 暗な内部にぞわっ
新宿の高層ビル群が廃墟ったら、まさしくケンシロウの世界
読書を控え、 スマホも放って 自然と触れ合おう!
・・なくてはならないスマホですが・・
出版元:自由国民社