アゴタ・クリストフ
訳:堀茂樹
『悪童日記』
交換読書で登場した本
『悪童日記』・・聞いたことあるような?
作者のアゴタ・クリストフは1935年ハンガリー生まれ
ハンガリー・・どこかしら?
(ヨーロッパ地図でピンポイントに浮かばない)
この主人公たちさながら、戦争の真っ只中
ハンガリーは第二次世界大戦の戦場になっていたそう。
住まいは当時ドイツに併合されていたオーストリアとの国境地帯に位置、
飢えの中でどうにか生き延び年月を過ごす。
ナチズム
歴史に疎くてもそれなりに分かってくる現状
簡潔に説明すると(解説から抜粋)
「二十世紀中部ヨーロッパの悲劇の底辺で生き抜いた人間を見つめる作品」
である。うむ。
こちら評価出来ないのは何とも変わった小説だからかな?
今までになく、確かにおもしろいんだけど・・
だけど?
テーマがそれぞれ設定されていて、今では取扱い注意!的な内容が多々
シリアスな問題を含む内容となっている。
何が「常識」で何が「非常識」なのか。
何が「まとも」で何が「異常」なのか。
子供がみんな無垢な天使みたいな存在とは限らない。
ただ自分に正直に生きたいと思った。
人間何でもやる気よね。
貸してくれた会社の人も「何とも言えないよね」って。
90年代ちょっとしたブームになったそう。
三部作となっていて、『ふたりの証拠』『第三の嘘』へと続く。
やはり映画化されてます。