沢木耕太郎
『敗れざる者たち』★★
ちょっと苦労して読んだ二作目・・
人生でただ一度だけの青春の時を勝負の世界に賭け、燃え尽きていった者たちを追ったルポ
(今でいうアスリート)
それも男の世界の話
(ここで男女平等の話はなし)
想像と違って重き内容にちょっと胸が痛くなる。
特にマラソン選手の円谷さんの「長距離ランナーの遺書」はせつない。
競技に人生をかけるその思いとは?
無人のリングやグラウンドに、ボクサーが、ランナーが、バッターが、サラブレッドが、騎手がたたずむ・・
・クレイになれなかった男
・三人の三塁手
・長距離ランナーの遺書
・イシヒカル、おまえは走った!
・さらば、宝石
・ドランカー<酔いどれ>
勝負の世界に何かを賭け、喪った者たち
鳥肌ものです。
正気と狂気 精神世界の境 狂人 そんな言葉が浮かぶ。
コロナ感染経路不明が多々
未だに在宅勤務にならない・・
いくら休日外出自粛と言ったって、平日出勤を自粛させないと意味がない。
そんな思いを抱えて都心に向かう電車に乗る(ちょっと満員)
ストレスストレスストレス
お友達やら知人は大手や経営者が多いから
「え?未だに通勤してるの?」と驚かれるのも正直ストレス・・
これが末端会社員の現状ですよ。