吉田修一
『国宝 (下) 花道篇』★★★
上巻の勢いのまま下巻へ突入
しかし失速・・(残念ながら)上巻の高揚感が期待へ繋がりそれが続かなかった。
ほぼながら読みとなってしまった。
この方の作風でよいなと思うのは、大きな出来事を過大に描かないところ。
父の死の真相がどう伝わるのか気になっていたのに、途中忘れてしまったぐらい。
日常ってそう淡々と過ぎてゆく気がする。
ネタバレ的に色々な情報を収集すると(別にしなくてもよんだけど)
執筆にあたり、歌舞伎役者の四代目中村鴈治郎(当時、五代目中村翫雀)に教えを請い、
全国の劇場を一緒に回り、ときには黒衣となって役者の呼吸を感じとったらしい。
うむスゴイ情熱!
「観客としてではなく、舞台の内から外を見られたのが大きな支えになった」
モデルは誰?それは言うまでもないことかもしれない。
本人がモデルとかというネタも(笑)
そのツーショットを発見☆
次は何を描くのかなぁ
期待は高まる。
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国宝 (上) 青春篇
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国宝 (下) 花道篇
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