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2020-01-10 | 吉田修一

吉田修一
『国宝 (上) 青春篇』★★★★

お正月読書でやっと読めた感
前情報は「朝日新聞の連載「歌舞伎のお話」」それだけ。
装丁の鮮やかな赤がまず目をひく。

 

語り口が講談のよう そんな趣がある。
しっとりした艶のある女性かな。
ちょっと惚けた感じのおじさんもありかな。

 

作家生活20周年サイトまである!
https://publications.asahi.com/kokuhou/
おめでとうございます。
わたしは『パーク・ライフ』からの愛読者です。
ただし『悪人』はNO!

 

さて上巻
まず時代設定が現代ではなかったのが意外
時代は昭和
任侠の一門に生まれた主人公が、歌舞伎の世界へ魅せられ、
稀代の女形になるという人生の物語
モデルはいるのか!?(まぁそれは後々)
世襲制イメージの歌舞伎の世界
梨園の妻と聞くと恐れ多し・・
昭和の激動期の勢いに乗って進む物語に途中から納得
これは、平成、現代の令和じゃこんな味がある物語は生まれない。
やはり昭和世代としては、あの熱き時代に思いを馳せる!?
胸が熱くなるような景気がよい時代がありました。
そうです。歌舞伎の煌びやかな世界
豪華絢爛とも言える舞台
今までにない知られざる世界を体験出来ます。

 

下巻 花道編へと続きます。


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