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2018-04-26 | 辻村深月


辻村深月
『冷たい校舎の時は止まる㊤』★★★

読書会メンバから続々
新メンバーが1名加わり新たな展開へ。

こちらも西村さん同様(先日の*)雪が降る背景の中閉じ込められる。
ある意味かぶっているけど、こちらは精神世界*
犯人探しではなく、自殺者探し(どきどき)
結構な厚さもあり㊤P591
後半戦が楽しみ。
本当は9連休の前に誰か知りたかったけど、致し方なし。

現時点では 意外な人物 がそうかなとわたしは思っている。


残る1日
沖縄には龍を持参するつもり。それもデビュウ作(笑)
去年→https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/64f1c9b29d192d2c7495701ec3991f7e



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メフィスト賞とは?
(以下、抜粋)

新人賞というくくりに含まれてはいるが、応募期間がなく、委員による選考もなく、賞金もない。
対象作は「枚数制限なし。エンターテイメントなら何でも」

元々は森博嗣を『すべてがFになる』でデビューさせる際に、ハクをつけるために作られた賞。
正確には、94年に京極夏彦が持ち込み原稿から即デビューを果たし、二匹目のドジョウを探して「メフィスト」誌上で原稿を募集してみたところ、森の『冷たい密室と博士たち』が送られてきたため、森のデビューが決まった時点でこの原稿募集がメフィスト賞と名付けられた。要するに、二匹目のドジョウを探したら見つかったので賞ができた、という創設の経緯からして風変わりな新人賞である。
なおその経緯から、第0回受賞者として京極夏彦が公式にもカウントされている。

編集者が惚れ込みさえすればどんな作品でも受賞するため、受賞作には一般的な文学賞では出てこないような癖の強いものも多い。
特に第2回の清涼院流水『コズミック』、第3回の蘇部健一『六枚のとんかつ』はその代表とも言える存在で、続く第4~6回の乾くるみ・浦賀和宏・積木鏡介の同時デビューに「メフィスト賞はイロモノ」という評価が広まった。その後、殊能将之、古処誠二らのデビューで評価は回復。舞城王太郎、佐藤友哉、西尾維新を立て続けに送り出した2002年頃には一番勢いのある新人賞と言われたこともある。
現在は往年ほどの勢いや話題性こそないものの、やっぱりときどき色々な意味でトンデモナイ作品が飛び出してくるので、目の離せない賞であることに変わりはない。

アクの強い作品が多いため、一発屋の多い賞みたいに言われることがあるが、意外と受賞者の生存率は高い。
受賞者の7割ぐらいはなんだかんだで作家活動を継続しており、デビュー人数の多さも考えればこの生存率はかなり優秀な数字。
デビュー当初は売れなくても、乾くるみ、浦賀和宏、小路幸也、真梨幸子など他社で出した作品でブレイクし、人気作家となった者も多い。



受賞者一覧

第0回:京極夏彦 『姑獲鳥の夏』
第1回:森博嗣 『すべてがFになる』 ※応募されたのは『冷たい密室と博士たち』
第2回:清涼院流水 『コズミック 世紀末探偵神話』
第3回:蘇部健一 『六枚のとんかつ』
第4回:乾くるみ 『Jの神話』
第5回:浦賀和宏 『記憶の果て』
第6回:積木鏡介 『歪んだ創世記』
第7回:新堂冬樹 『血塗られた神話』
第8回:浅暮三文 『ダブ(エ)ストン街道』
第9回:高田崇史 『QED 百人一首の呪』
第10回:中島望 『Kの流儀 フルコンタクト・ゲーム』
第11回:高里椎奈 『銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談』
第12回:霧舎巧 『ドッペルゲンガー宮 <あかずの扉>研究会流氷館へ』
第13回:殊能将之 『ハサミ男』
第14回:古処誠二 『UNKNOWN』 ※現在は『アンノウン』と改題して文春文庫
第15回:氷川透 『真っ暗な夜明け』
第16回:黒田研二 『ウェディング・ドレス』
第17回:古泉迦十 『火蛾』
第18回:石崎幸二 『日曜日の沈黙』
第19回:舞城王太郎 『煙か土か食い物』
第20回:秋月涼介 『月長石の魔犬』
第21回:佐藤友哉 『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』
第22回:津村巧 『DOOMSDAY -審判の夜-』
第23回:西尾維新 『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』
第24回:北山猛邦 『「クロック城」殺人事件』
第25回:日明恩 『それでも、警官は微笑う』
第26回:石黒耀 『死都日本』
第27回:生垣真太郎 『フレームアウト』
第28回:関田涙 『蜜の森の凍える女神』
第29回:小路幸也 『空を見上げる古い歌を口ずさむ』
第30回:矢野龍王 『極限推理コロシアム』
第31回:辻村深月 『冷たい校舎の時は止まる』
第32回:真梨幸子 『孤虫症』
第33回:森山赳志 『黙過の代償』
第34回:岡崎隼人 『少女は踊る暗い腹の中踊る』
第35回:古野まほろ 『天帝のはしたなき果実』
第36回:深水黎一郎 『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』 ※現在は『最後のトリック』と改題して河出文庫
第37回:汀こるもの 『パラダイス・クローズド』
第38回:輪渡颯介 『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』
第39回:二郎遊真 『マネーロード』
第40回:望月守宮 『無貌伝 双児の子ら』
第41回:赤星香一郎 『虫とりのうた』
第42回:白河三兎 『プールの底に眠る』
第43回:天祢涼 『キョウカンカク』
第44回:丸山天寿 『琅邪の鬼』
第45回:高田大介 『図書館の魔女』
第46回:北夏輝 『恋都の狐さん』
第47回:周木律 『眼球堂の殺人 ~The Book~』
第48回:近本洋一 『愛の徴 ―天国の方角―』
第49回:風森章羽 『渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト』
第50回:早坂吝 『○○○○○○○○殺人事件』
第51回:井上真偽 『恋と禁忌の述語論理』
第52回:宮西真冬 『誰かが見ている』
第53回:柾木政宗 『NO推理、NO探偵?』
第54回:望月拓海 『毎年、記憶を失う彼女の救いかた』
第55回:木元哉多 『閻魔堂沙羅の推理奇譚』
第56回:秋保水菓 『コンビニなしでは生きられない』
第57回:黒澤いづみ 『人間に向いてない』


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