植村直己
『エベレストを越えて』★★★
色焼けした相当な古本
1984年12月25日 第1刷
(単行本 昭和57年7月)
「私にとって、良い山とはひとつの極限を意味している」
巻き戻って*
***
最高峰から極地へ、極地から最高峰へ。つまり垂直、水平、そしてまた垂直へと、私の夢の振子は地球の極点をぎりぎりからぎりぎりに振れる。その振子が振れ、自分の前に来たときに黙って見逃すことはできない。
一言でいうと、山というのは、人それぞれに自分の山登りが出来ればそれがいちばんだと思う。人にあの山はいいとすすめられて登っても、その山の本当の良さは見つけられないかも知れないし、その山がその人にとって良い山だったかどうかもわからない。どの世界、どの道もそうだろうが、山というものは結局、自分で見つけていくものであろう。
私にとって、良い山というのは一つの極限を意味しているといってもいい。私が何度もエベレストへ行ったのは、登りたい、頂上に立ちたい、という欲望もむろんあったが、国際隊のときには日本山岳会隊が手こずった南壁にもう一度挑みたかったからだし、冬山登山隊の場合は一月のいちばん厳しい状態の中で登頂に挑むというところに何ものにもかえがたい魅力があったからだ。そういう極限の中での発見が、私にとっては新しいものなのである。
***
--------(抜粋)
山を愛し、山に消えた不世出の冒険家が、1970年、日本人として初登頂したのをはじめ、六回のエベレスト行のすべてを語る。
植の登山観、死生観が読みとれる。
--------
上手くゆかない・・
心臓がどきどきしている。困ったなぁ
ちょうどメールを送って3時間Just
ちがうことを考えようとしてもだめみたい。
この呪縛から解放されたい。
本気で沖縄移住考えてみる?
涙で浄化