読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

インフェルノ

2013-11-30 | 海外ミステリー
インフェルノ (上)
ダン・ブラウン
角川書店

インフェルノ (下)
ダン・ブラウン
角川書店
『前代未聞、波瀾の幕開け 病院の集中治療室で目を覚ましたラングドンは、まる2日間の記憶を失っていた。窓の外の眺めから、イタリア中部の都市フィレンツェであることに気づくが、頭部に負った傷や、自分が病院のベッドにいる理由を思い出すことはできなかった。そして、担当の医師が武装した襲撃者に撃たれるところを目撃してしまう。ラングドンは、美人の女性医師シエナ・ブルックスの手引きで、命からがら病院を脱出する。  謎の襲撃に続き、無人偵察機による探索、軍警察までが不穏な動きをするなど、何者かがラングドンを探し出そうとする。シエナは彼のジャケットの隠しポケットに高性能バイオチューブが入っているのを発見する。内部には、高性能のプロジェクターが詰め込まれており、壁に映し出されたのは、ダンテの『神曲』〈地獄篇〉へのオマージュとして捧げられたボッティチェルリ作の「地獄の見取り図」だった。  その謎を探究するうち、ラングドンはフィレンツェの象徴ともいうべきヴェッキオ宮殿にたどり着き、美術館の展示室からダンテのデスマスクが盗まれたことを知る。美術界の重鎮が命がけで託した手がかりを頼りに、ラングドンは消えたマスクの行方を追う……。』


確かに優れたページターナーで一気読みせざるを得ないわけではあるけれど、マーケティング的に上手いなという印象が強く残り、ダ・ヴィンチ・コードを読んだ時のような衝撃は得られない。
イエス・キリストの聖杯の謎は知りたいが、残念ながら未知のウィルスに強い関心を持つことはできないのである。
また、ラングドンが誰を信用し、誰を敵と思うかの根拠が薄く、読者は誰をも信用できないのでちっともどんでん返しにならない(訳のせいかもしれないが)

この未知のウィルス、本書では劇場型だけれど、既に知らない内に人類が感染している可能性もあるわけで、私はそれを否定したいと思わない。

フィレンツェ以外にどこが登場するかということはネタばれになるので書かないが、観光名所紹介という意味で至極秀逸。
行きたいよねぇ。



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