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トトヤンの家庭菜園

小旅行、読書、テレビ番組、家庭菜園のブログです。

ニヒリズムと人間の善性

2025-01-27 09:07:08 | 学び

読書好きの自分としては、ドストエフスキーもそうだが、戦犯として追及される立場を作品にしている点では、箒木蓬生の小説「逃亡」を思い起こしてもいる。

黒澤明監督作品「白痴」を検索。おおかたのストーリーをなぞってみるところからそう感じた。


亀田と赤間は北海道へ帰る青函連絡船の中で出会った。亀田は沖縄で戦犯として処刑される直前に人違いと判明して釈放されたが、そのときの後遺症でてんかん性の白痴にかかってしまっていた。札幌へ帰ってきた亀田は、写真館のショーウィンドーに飾られていた那須妙子の写真に心奪われる。しかし、妙子は政治家に愛人として囲われていた。その後の三人の関係、人間模様が描かれていく。原作は文豪ドストエフスキーの小説「白痴」をヒントに映画のほうは舞台をロシアから札幌に移し替えた格好だ。


戦争を知らない世代の自分が「戦犯」のことを肌身に知ってるわけでもないのに、何故かこういう、ダークな背景を背負ってしまった主人公を好んで選ぶ癖がある。それは、小説に限らず、映画でも。


原作と、映画は違っていることも多いけれど、世の不評に反して、この黒澤明が抱いていた感情には、開きがあって、監督自身の内心では、一番の思い入れの作品が「白痴」だったとか監督は告白している。それは、親しい仲間内の中で語られてることからも、軽々に失敗作などと、世評に合わせて言う気がしれない。その実のところを機会をみつけてはみたいもの。


ネット検索してみれば、松竹からのクレームもつけられたりして長時間の当初の4時間作品がかなり、削られて、現存してるのが短縮版で、皆の評価の的になっているのがその短縮版なんだとかの記事も。


黒澤作品はこれまで羅生門や、酔いどれ天使や、天国と地獄、劇場でも視聴したが、最近は日本映画チャンネルなんかでも見てきた。劇場といえば、西九条のシネマニューボー。十三の第七芸術劇場とかでも、高峰秀子の生誕100年追悼特集とかあって過去の.作品.なかなか.見れなかった作品まで見れる機会もあった。高峰秀子は木下恵介作品が多かった。昨今の通り魔殺傷事件が続くと、木下監督作品の「息子よ」を視聴したことを、思い浮かべるのだ。なんら落ち度のない息子を亡くした夫婦の怒りと苦しみを若山富三郎と高峰秀子が演じていた。演ずるという表現を使うよりも、当事者感が半端ない程に真に迫って、胸を打つ映画だった。文部省推薦作品とあって、当時中学生の学校課外授業かで鑑賞したのだった。

続きはまた、ブログで綴ってみたい。


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