あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

リテイク!なんて言われてないけどね

2014-04-30 | from:sachiaki
内容に一切触れないのもどうかと思ったので書き直しというか、
私が言いたかったのは夜にアップした版なんだけど
それじゃなんか芝居見てきました!って言えないんじゃね?
なんて思い直したので追加エントリしにきたsachiakiです。

なんのこと?
ってこちらのことですよ。

29日の祝日に見てきたお芝居です☆

あらすじには
 「夜と本だけが友達だった」
 闇夜を走る少年。
 すれ違った人々が、その顔を見て悲鳴をあげる。
 彼は醜かった。
 誰にも見られるよう、
 太陽の下を歩くことを禁じられた少年は、
 夜と本だけが友達だった。
 物語の主人公を演じる時は、彼は自由になれた。
 ある時、脚本家志望の少年、トビーと出会う。
 それが、彼の物語の始まりだった。

とあり、たしかにその通りのストーリーなんだけど、
いわゆる「舞台」といわれるメイン(衣装着て、舞台セットあって…)がまったくありません。
なので舞台上で演じられていることが、25日の話のと同じように
舞台裏というか、日常というか、上演までのストーリーでしか感じられなかったりして
フラッシュバックする過去(「夜と本だけが友達だった」少年期)と
どういう風に絡むのかなーって思っていたりしたんですよ。
多分、これ1本だけ見ていたら、舞台裏の日常を演じる
そういう劇なんだろうなって見方ができたんだと思います。
先日観劇してきた黒柳徹子さんの「 「想い出のカルテット」~もう一度唄わせて~」みたいな?

ところがこのお芝居の難しくて面白いところが
前述していたパラレルワールドを神の視点で覗き込むことなので
25日に演じられた「俳優たちの物語/脚本家たちの物語」を見てからだと
最初2012年のオペレッタと同じで、結局舞台までの裏、
俳優や脚本家、それを巻き込む人たちを書きたいだけかいっ
って突っ込みそうになっちゃうんだけど、
神の視点で再度このお芝居を覗き込むと、なんであの「俳優たちの物語」で
俳優たちが事件が起きたにも関わらず
(主役が事故で死んでしまって、主役の代役が主役を演じることになるのだけど
 代役の彼があまりに主役を演じる人に思い入れが強過ぎて、ぜんぜん事実を受け入れられないの。
 それをほぼ同期の俳優さんに罵られて諌められて代役を演じ切ることを受け入れるのね。
 で、その罵ってた俳優さんも実は死んでしまった俳優に取り憑かれて罵ってその気にさせた。
 っていう伏線ありです)

芝居を続けたいと必死になる姿をこれでもか!と見せつけられた分、
キャラクターたちが徹底的に刷り込まれます。

そして「脚本家たちの物語」でこの脚本はゴーストライターだったり
盗作かもしれない?という疑惑はあるかもしれないけれど
この脚本家なら絶対にそんなことはしないよ。と、脚本家のキャラクターを刷り込まれます。
ここでこれから作る芝居は実名(キャラクター名)を使うこと
それがリアルと交錯するフィクションですよって宣言されるわけです。

そして彼らが目指す芝居の本番が29日に公開ってなるわけで、
29日に見たものが実はこの2つのストーリーの上にある(本当の)お芝居だってことになるわけです。
だからチラシにはキャラクター名とお芝居用の名前が載り、
「俳優たちの物語」で死んでしまった主役の名前がそのまま載っていたりするのです。

この壮大な仕掛け。
本当にハンパないですよね。

お芝居のストーリーも、ありきたりとは書いたけれど
子供の頃に母親に醜いと拒絶され、精神的にギリギリだった時代に出会う
脚本家志望のたった一人の友達。
幽閉されている彼がたった一度だけ連れていってもらったお芝居を見て
自分も俳優になりたいという無理めの夢を見ていると
脚本家志望の友達に打ち明けるとその友達が自分の為に脚本を書いてくれるんです。
俳優になりたいというところからもナイーブだったのかな?
たった一人の友達が自分の為に書いてくれた脚本、
それを読み夢いっぱいになっていた時に、
実はその友達が自分の弟であり、彼は温かな家庭に受け入れられていて
自分はジメジメとした牢屋のような場所で幽閉されている。
いつしかその脚本の中の怪人を自分の中に作り出し
そいつに追い立てられるように生まれ変わろうと
弟を殺し、母を殺し顔を変えて必死に過去を消そうとする…
んだけど、実は弟も生きてたし、その弟は脚本家になってたし
母も病死で彼はなにもしていなかった…というね。

復讐劇かと思ったら、そのことに気付いた演者たちが
一芝居打って過去を消そうとする彼に殺されたフリをし
自殺をしようとピストルで彼が頭を撃ち抜くと
彼を追いつめていた怪人だけが死に、彼はみんなに受け入れられる…

ね。
『ありきたり』でポップでしょ。
伏線といえば、他にもいっぱいあるし、
なにせ世界が広くて幾重にも重なって深いから書き出せないんですよ。

とにもかくにもこんなお芝居見たことない。
コレに尽きますw

面白かった。

そして、整理し切れていない長いテキストになってしまって申し訳ないです。
もっとうまく伝えられるようになれば良いんだけどね…

てことで今夜は頑張ってLOFT Aのことを書き出しますよ!
そんじゃーね☆モイモイ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする