今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

BLACK JACK➋ 手塚治虫 1993年8月20日 秋田書店

2017-06-25 05:42:25 | BLACK JACK
「マンガを超えたマンガ」としてゴルゴ13と双璧をなす作品である(断言)



The Needle 針

山田野「人間のからだをあなどっちゃいかんあなどってかかると・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「きっとしっぺがえしをくらうぞ」
なにもわかっちゃ、いなかった。





Maternal Affection おばあちゃん

BJ「それを聞きたかった」
(´;ω;`)ブワッ





Friendship With A Killer Whale シャチの詩

ピノコ「ね 先生 いまは ひとりぼっちじゃないわよね」
(´;ω;`)ブワッ





To Each His Own 三者三様

BJ「ライセンスがないから手当てするわけにはいかないんでしょう?」
????(刑事)「だけどあなたは医者じゃないですか!!」
 「・・・・・・ンム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無免許か」
 「特別に目をつぶりますっ」
せやせや、人生、大切なんは柔軟剤より柔軟性やで





Emergency Shelter 地下壕にて

BJ「どうせそうだろうと思いましたよ」
 「こっちもあてにはしていない」
いわゆるゴミを見る目である。





The Heroine Of The Tunnel ダーティ・ジャック

????(幼稚園教諭)「・・・・・・こ・・・・・・・・・子どもたちを・・・・・・・・・おねがい・・・」
(´;ω;`)ブワッ





Where Are You,My Friend? 友よいずこ

「地球は生きてるんだ・・・・・・その地球を治す医者が必要なんだ・・・・・・さようなら」
(´・ω・`)





A Kidnapping 誘拐

BJ「ピノコはただの娘さ・・・・・・」
 「それにひきかえ大統領には二十万ドルの札束がついてる」
 「手術料二十万ドルをみすみす捨てる気はないですなフフフ・・・・・・」
「二十万ドル>ピノコ」?
いいえ、どっちも取るのがプロです。





Assembly Line Care 流れ作業

福禄「あんたが目にあまる大金を請求するためにわれわれのような安く誠意のある病院まで信用をなくすんだっ」
BJ「安いばかりが能じゃありませんぜ」
 「バーゲンなんか安かろう悪かろうだ」
福禄医師の腕が悪いって訳じゃないけど、
扱う商品が「人間」なのが面倒なところよね。





Helping Each Other 助け合い

BJ「そのためわざわざ・・・・・・・・・・・・ひき返して・・・・・・・・・・・・?」
蟻谷「だってあなた無実の罪じゃありませんか!!」
情けは人のー


蟻谷「じゃあいつかケガでもしたときには」
 「助けていただきましょうか」
BJ「お約束しますよ蟻谷さん」
為ならずー


真の男というのは『約束』を果たすためなら
BJ「現金で二十億円!」
このくらい当たり前なのだよ?





Stradivarius ストラディバリウス

モロゾフ「自分が生きるためには大事なものはいつも身からはなさぬことですて・・・・・・」
なにいってんだこいつ
なんでBJがやらかしたみたいな言い方してんの?
あんたが余計なことをしただけの話でしょうが・・・・・・





Pinoco's Challenge ハッスルピノコ

BJ「いいかピノコ・・・・・・おまえのからだはふつうの人間とちがうってことを知ってるだろう?」
まず受け入れること・・・・・・





Hospital Jack 病院ジャック

BJ「医者がマッサージ師に笑われたいのか?」
なんだ、ただの神業か


しかし、そんな神業をもってしても・・・・・・
BJ「こっちは・・・・・・・・・・・・」
 「ひとり助けるだけで せいいっぱいなんだ・・・・・・・・・」
(´・ω・`)





The Blind Doctor Of Acupuncture 座頭医師

琵琶丸「人間のからだなんてものはもともと切ったりすてたりできるしろものじゃねえ」

 「けものや鳥をみな」
 「病気になったって手術なんかしねえよ」
 「みんな自分のちからでなおすんだそういうもんさ」
では『けものや鳥』は死に瀕して一切足掻かないのだろうか?
「休息を取る」という選択は、彼等の「最善の足掻き」ではないだろうか?




3つ選ぶなら「助け合い」「針」「おばあちゃん」かなー。

ゴルゴ13㉝[鬼畜の宴] さいとう・たかを 2004年4月30日 リイド社

2017-06-24 07:31:30 | ゴルゴ13
ピリオドの向こう

ウォルター「直接来てくださるなら、どうして時間を指定して一度電話をしろなどと!?」
ゴルゴ「依頼者にストレートに会うと・・・・・・・・・ときどきトラブルが起きる・・・・・・・・・・・・・・・」
× 『ときどき』
○ 頻繁に 


ウォルター「お願いですっ、ミスター・東郷!!」
 「あなたの‶世界一の射撃〟を売ってください!!」
標的を傷つけずに、標的がしているイヤリングを狙撃せよ!


いやーいくらゴルゴでもそんなん無理でしょと思っていたら、
とんでもない事件が発生してしまうのです。
ウォルター「ゴ、ゴルゴ13め!!」
 「ゴルゴ13めーーっ!!」
何が『世界一』・・・・・・!


逃走した殺人犯から電話ですぞ!
ウォルター「東郷か!!いい訳なんぞ聞きたくないぞ!!」
 「ただの人殺しを世界一の射撃手だと思いこんだわたしの、ミステークだったんだ!!」
ゴルゴ「・・・・・・・・・ひとつだけ伝えておきたいことがある・・・・・・・・・・・・」
 「おれは撃たなかった・・・・・・・・・おれは発砲しなかったのだ・・・・・・」
まったく往生際が悪いぞ『人殺し』め!


どっこい、ここからが名探偵ゴルゴ。
真犯人を特定してからのー
????(真犯人)「なんでもしゃべるから裁判を受けさせてくれえ!!」
 「やめてくれえーーっ!!」


ウォルター、ウィルソン「!!」
『世界一』はやはり『世界一』だったのでした。





鬼畜の宴

ロスマクドナルド「よしっ、始めるぞ!!」
 「競争開始だ!!」
ペテンセン「いいぞっ、負けるものか!!」
68歳の2人はとっても仲良し!
今日もアマゾンの奥地で楽しい『インディオハンティング』!!


ロスマクドナルド「もっと新しい遊びを考えなくちゃあな・・・・・・・・・」
ペテンセン「そう!もっと強烈な遊びを!」
こいつらが1コマでも早く死にますように!!!!!


2人のゲスの『新しい遊び』は、『世紀の闘い』を見物することだよ!
隠しカメラを設置した会場に両選手が入場したよ!
スパルタカス「あんたがおれの挑戦をうけてくれるとは、思わなかったぜ・・・・・・・・・・・・」
 「やはり・・・・・・・・・あんたへの連絡文、挑戦状の‶この挑戦をうけなければ、ゴルゴ13を二流と見なす〟というのが・・・・・・・・・効いたのかな?・・・・・・・・・・・・・・・」
ゴルゴ「いや・・・・・・・・・」
 「スパルタカスほどのプロフェッショナルが・・・・・・・・・・・・どうしてこんなまねをするのか・・・・・・・・・」
 「それをたしかめたかったまで・・・・・・だ・・・・・・」
ゴルゴ13対スパルタカス!!
スパルタカスもゴルゴが『ほどの』とまで評するプロらしい。


ショーは、終わりました。
スパルタカス「ま・・・・・・・・・ゴルゴ13に、とどめを刺せないまで弾丸を使わせたんだ・・・・・・」
 「それで満足すべきだろうふふふ・・・・・・」
弾切れの上、ゴルゴも負傷。
実力はゴルゴに匹敵していたと言っていいでしょう。


しかし・・・・・・この決闘の裏には気づいていませんでした。
ゴルゴにそれを指摘されて真実を知ったスパルタカスは――
スパルタカス「ガブリエル・ロスマクドナルド・・・・・・・・・・・・インゲマル・ペテンセン・・・・・・・・・このふたりを始末してくれ、ゴルゴ13!」
ロスマクドナルド、ペテンセン「!!」
依頼料もばっちり払って契約成立である。
つまり・・・・・・m9(^Д^)


マンガーノ「計画はすべて順調ですよ・・・・・・・・・・・・」
ゲス共の護衛として雇われたマフィア、マンガーノ。
なかなか優秀な指揮官振りで、ゴルゴへの対策は万全に思えたのですが――


マンガーノ「ば、ばかなっ、こんなばかな!!」
残念でしたXP





SEXY・TIGER セクシー・タイガー

ミレーヌ「気にいった娘が見つかったら、あたしに声をかけてくれればいいわ・・・・・・・・・」
ゴルゴ「本人でもか?・・・・・・・・・」
ミレーヌ「え!?」
ゴルゴ「本人でも、か・・・・・・・・・・・・と、聞いているんだ・・・・・・」
これで気にならない女がいるだろうかいやいまい
※ただしイケメンに限る


彼女はこの辺を仕切る権力者レオの女ですぞー
ミレーヌ「あうう~~~っ!!」
そう かんけいないね


そいでまぁ、計画通りに仕事をこなしてからのー
ゴルゴ「・・・・・・・・・この世界は、病的な用心深さと、それ以上の臆病さを持ちあわせている奴だけが、生き残れる資格を持っているのだ・・・・・・・・・・・・・・・」
「仕事の都合で利用した女」を始末するのって実は珍しいんじゃ?
今回は現場に居合わせてたからか?





陽気な狙撃者

????(銃職人)「まあ、やってはみますが・・・・・・・・・ご期待にそえるかどうかは、わかりませんが・・・・・・・・・・・・」
ゴルゴ「おれは試作品を買いにきたんじゃない・・・・・・・・・・・・」
 「依頼通りの弾丸の出る・・・・・・ライフルを捜しにきたんだ・・・・・・・・・」
ゴルゴが現地調達に使うくらいだからそこそこ有名なんだろうけど
ちょっと頼りない印象の銃職人。
ただ、幸い仕事はちゃんとやった模様。


今回の仕事先には、同業者がいました。
バーナビー「よう!あんたどうして、まるで、世界の苦悩をひとりで背おったような顔してなきゃいけないんだ!?」
 「おたがい似た者同士だ!もっと楽しくやろうぜ!!」
そんなの、さいとう・たかを先生に言ってください!


2人が受けた仕事は、
依頼人のライバル社の戦闘機を公の場で墜落させるというもの。
逆の立場で同じことをしようとしている訳だね。
どっちの依頼人もクズだね、性能で正々堂々勝負しろや(´・ω・`)

なお狙撃手たちの『勝負』はゴルゴが1枚上手でありました。
バーナビー「しかし、おれはあきらめないぜ。もう一度返り咲いてぜい沢に暮らしてやるんだ!」
地道に再起を目指せばと考えるのは庶民の哀しさかの・・・・・・





死の翼ふれるべし

????(NSA部長)「つまり、このムスタファ・アメールを中に閉じ込め、鍵をかけさせ・・・・・・・・・」
 「その上で、ピラミッドの中で、これを殺害する・・・・・・・・・・・・」
ちょっとなにいってるかわかんないっすね
そんな『まるで、手品』なこと、出来る奴が・・・・・・


いる、これがな
ゴルゴ「‶G〟だ・・・・・・・・・依頼をうけた‶手品〟の件だが・・・・・・・・・」
 「なんとか‶タネ〟が見つかった・・・・・・・・・・・・」
作戦を検討するために書いた図面が日本語。
これはもう日系なのは確定よね。
日本人関係者に絞れるだけでもゴルゴの正体に近づくことがで


????(NSA部長)「脳天に弾痕のある死体を見て、千年後の人たちは、どんな物語を考えるだろうか・・・・・・・・・と、」
 「考えてね・・・・・・」
????(NSA部下) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
????(NSA部長)「‶可能〟だ‶不可能〟だと・・・・・・・・・大騒ぎすることだろう・・・・・・・・・・・・」
????(NSA部下)「まったくですねえ・・・・・・・・・」
 「まるで魔術ですから・・・・・・」
ごるご~にゃ☆




世界一の射撃で自らの冤罪を晴らす「ピリオドの向こう」、
シリーズでも最強と名高いライバルが登場する「鬼畜の宴」、
口説きテクも超一流「SEXY・TIGER セクシー・タイガー」他
「陽気な狙撃者」「死の翼ふれるべし」の5編を収録!(横着)

ゴルゴ13㉜[おろしや間諜伝説] さいとう・たかを 2004年4月30日 リイド社

2017-06-23 06:32:38 | ゴルゴ13
タンブル・ウイード●根なし草

????(FBI捜査官A)「ゴルゴ13が、アリゾナに現れたと聞いた時から、」
 「この件につながっての行動じゃないかと心配してたんだ!!」
奴はFBIが追っているスパイの口封じを依頼されたに違いない(名推理)
ゴルゴ行くところに事件ありで、何でもかんでも犯人扱いである。


????(FBI捜査官A)「おまえの悪運もこれまでだなっ、ゴルゴ13!!・・・・・・・・・・・・・・・」
ゴルゴが仕事をした直後の現場を抑えたで!
・・・・・・思い込みって、怖いわァ





チチカカ湖はどしゃぶり

サントス「・・・・・・・・・権力の座にいるものは、けっして民衆をなめてはいかん・・・・・・・・・なめて甘やかせば、すぐにつけあがり‶革命〟だなんだと騒ぎたてはじめる・・・・・・・・・」
 「だから、徹底して弾圧せねばならん!」
『弾圧』された民衆が起こす行動こそ『革命』だろうにバカなの?


『ボリビアの影の大統領』サントスを暗殺せよ!
まずは用心深いことで知られる標的について情報収集。
ゴルゴ「おれは裏切り者を信じるほど自信家じゃない・・・・・・・・・」
相手がどんな小物でも油断しない。
特に位置情報なんて生死に直結しかねないしなぁ・・・・・・。


別の方向からも情報収集よー
ゴルゴ「美しい妻にかわいい子供・・・・・・・・・」
 「おまえはともかく、家族を道連れにすべきじゃないだろう・・・・・・・・・・・・」
まさに外道!


現地で得た情報から作戦ケテーイ
????(娼婦)「こんな遠いところまで呼んでくれたのは・・・・・・あなた?」
ゴルゴ「呼んだのはおれだが・・・・・・客になるのはおれじゃない・・・・・・」
(。´・ω・)?????


さらにアマチュア無線使用者の下に姿を現し――
ゴルゴ「ボリビア陸軍親衛隊、ホルヘ・クレスポ中尉だ・・・・・・・・・」
とあるテープを指定の時間に流すこと、
それとその時間にある場所で家族に凧上げをさせるよう指示。
これで難攻不落の要塞を落とす準備は整った・・・・・・らしい?


細工は流々あとは・・・・・・
サントス いかにゴルゴ13でもこの非常事態にはどう対処しようもなかったとみえる・・・・・・・・・・・・・・・
 返り討ちにできなかったのは残念だが、また、会う日もあろうて・・・・・・・・・・・・
いつからこれが『非常事態』だと錯覚していた?
1人でプロジェクトを進めるならこれくらいの行動力が必要ということである。





タラントゥーラ=舞踏蜘蛛

????(村人たち)「われらに力を、諸人の良心を失わせる力を――おお、サタンよ、背徳のかぐわしき香りを~~~」
うわあああ((;゚д゚))ああああ

ゴルゴが弓スキルも持っていることが判明する回である。





おろしや間諜伝説

若槻「彼をもし・・・・・・日本政府の専属にすれば、ある意味ではすべてを支配することが可能です・・・・・・」
政府高官が何を話し出すかと思えば・・・・・・


ゴルゴを『専属に』だなんて寝言は寝て言えってなもんですお
若槻「彼を・・・・・・ゴルゴ13を・・・・・・・・・・・・」
 「脅迫するのです!!」
・・・・・・は?


日本政府はゴルゴの出生に関する情報を掴んだのだ!
曰く、元ロシア軍人ながら日本のスパイとして活動していたスメルジャコフと、
その監視任務に就いた『女間諜』小柳美紗がゴルゴの両親らしい・・・・・・!?
そして、スメルジャコフと彼の父親には原因不明の持病があったのだ!
????(自衛隊幹部)「も、もし、ゴルゴ13がスメルジャコフの息子だとしたら・・・・・・彼が右半身不随の状態が年に一度ある・・・・・・・・・・・・」
 「と、いうわけですな!?・・・・・・・・・」
ゴルゴの例の症状は父親からの遺伝だった・・・・・・?


若槻「この弱みを脅迫材料に使い、彼を日本政府の専属にしようというわけです!」
????(自衛隊幹部)「もし・・・・・・専属にならなければ・・・・・・・・・」
 「その期間に、おまえを始末する、と脅すわけですな!?」
『脅迫』っていうのはね、実行できることじゃないと意味がないんだよ?
万が一ゴルゴの出生がこれで正しいとしても、
そんな脅迫をしようものなら関係者全員抹殺されるわバカか

バカどもはゴルゴの出生をより詳しく調査することにしました。
はたしてゴルゴのしょーたいはあきらかになるのでしょーか




ゴルゴも年貢の納め時?「タンブル・ウィード●根なし草」、
難攻不落の要塞を周到な計画で撃ち破る「チチカカ湖はどしゃぶり」、
偶然立ち寄った村の秘密を暴く「タラントゥーラ=舞踏蜘蛛」、
そして、とうとうゴルゴのルーツが明らかに?
某国政府の無能ぶりが酷すぎる「おろしや間諜伝説」を収録!

ゴルゴ13㉛[独裁者の晩餐] さいとう・たかを 2004年3月27日 リイド社

2017-06-22 06:38:40 | ゴルゴ13
軽火器vs戦車砲(後編)

ベア・ポー「よせっ、やめろ!!」
 「勝負はついたんだ!」
おっとー?


正々堂々と決闘を終えた結果――
ベア・ポー「おまえのためならなんでもするぞっ、デューク!」
ゴルゴ「ありがとうベア・ポー・・・・・・・・・・・・・・・」
トモダチができたよ!


マック「いよいよ作戦開始だ!!」
 「‶野獣狩作戦〟の開始だぞ!!」
スミティ「たよりにしてるぞマック!」
オペレーション・ワイルドビーストハンティング!!!!!
なげーよバカ


マック「見ろっ、スミティ!!奴が、ゴルゴ13が、コマネズミのように逃げていくわ!!」
スミティ「針のメドを撃ちぬく、奴の射撃の腕でも今度ばかりは、」
 「手のうちようがあるまい!」
力こそパワー


ワーモーダメダー
ベア・ポー「キャッホーーッ!!」
『断固たる‶力』(笑)





戦艦ヨークシャーの反乱

バートン「紹介しよう、ミスター・ゴルゴ13・・・・・・・・・・・・ロンドン警視庁のジョージ・グレンジャーと、その部下だ!」
 「諜報技術、射撃、柔道、空手、ボクシング、どれをとっても超一流だ・・・・・・・・・・・・・・・」
 「きっと、きみの役に立つはずだ・・・・・・・・・・・・・・・」
グレンジャー「よろしく・・・・・・・・・・・・」
『どれをとっても超一流』ならゴルゴいらなくね?


ゴルゴ「このことが・・・・・・・・・依頼の条件につくのなら、この話はなかったことにしてもらおう・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「おれは、仕事に助手が必要となれば自分で選ぶ・・・・・・・・・・・・・・・」
バートン「!!」
この依頼人は絶対頭悪いよね。
命懸けの任務にヒゲオヤジ押しつけられて誰が喜ぶのさ


余計な助手は無しということで依頼成立。
しかし、お断りをくらったグレンジャーは面白くない。
グレンジャー「やつが、ゴルゴ13が超一流のプロフェッショナルの評価をその筋で得ていることは、ロンドン警視庁の資料を見て知っています・・・・・・・・・・・・・・・」
 「しかし、私が、やつに劣るとは思えない!・・・・・・・・・アングロ・サクソンが、どうして東洋人などに負けるものですか!」
最後が余計だな・・・・・・
自分の実力への自信ならともかく人種主義かよ・・・・・・
独自に動くつもりみたいだけど、こいつはダメだな(確信)


グレンジャーは仲良しの刑事スタインにゴルゴを足止めさせました。
結果、物理的にゴルゴがグレンジャーより先に仕事をすることは不可能に。
それで終わっておけばいいものを――
スタイン「容疑事実なんて、いくらでも、でっちあげられるさ・・・・・・・・・」
 「おれは特殊な拷問技術を知っているんでな、くくく・・・・・・・・・」
グレンジャー「よせ、スタイン!これ以上かまうと・・・・・・」
m9(^Д^)


と、とにかく、ゴルゴは現場に間に合うまい!
今こそアングロ・サクソンの優位性を華麗に証明して
グレンジャー「!!」

マッキンレー「ようこそ!NATO軍の刺客くん・・・・・・・・・・・・」
m9(^Д^)


グレンジャー ゴルゴ13・・・・・・・・・・・・・・・おれは、見事に失敗した・・・・・・・・・きさまはいったい この洋上の要塞の反乱者を、どういう手段で始末すると、いうのだ?・・・・・・・・・・・・・・・
 おれのやり方以外に・・・・・・・・・おれのやり方以外にどんな手段があるというのだ、ゴルゴ13!?
最期に超一流の『手段』を見れてよかったね!!!!!





独裁者の晩餐

●ツェツェバエ●
ツェツェとは、ツアナ語で“家畜を滅ぼすハエ„の意。吸血性で、このハエが媒介する眠り病は死亡率が高い。
超一流のプロを追い詰めた、世界最強の暗殺者集団である。


ジョンガ「ツェツェバエの予防、治療の秘薬は、まだわれわれしか知らん!」
 「いまや、この村は天然の要塞なのだ!」
最強の『要塞』!
・・・・・・を、突破してしまうんだ、これがな


アミン「もし・・・・・・・・・・・・その男が、ヤム・ジョンガを始末して帰ってきたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「その男はたいへんな勇者だ!」
 「そんな勇者の活力を、わしのものにしたいものだ!」
 「このイジ・アミンのものに!!」
言葉の綾っていうか一緒に飯を食おう程度の話でしょこれ?


しかし、これを聞いた部下は――
????(アミンの部下)「出世のためには、どんなことをしても大統領閣下をよころばせねば、な!・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「悪く思わんでくれ・・・・・・」
ゴルゴ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今まで手こずってきたジョンガを始末した件で評価はされただろうに・・・・・・
欲を出すとろくなことにならないのである。





カリブの血だまり

エドワルド「今日はベロニカの命日だ・・・・・・・・・彼女の生命を奪った者が死ねば、平和になるだろう・・・・・・・・・」
(´・ω・`)
現実には(ゴルゴ世界だって証拠が挙がれば)、
エドワルド氏は殺人罪扱いなんだよなぁ・・・・・・
理不尽に家族の命を奪われたことが原因なのになぁ・・・・・・


エドワルド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

だいたい片がついても解決ではないしなぁ・・・・・・





力こそパワー?戦車の猛攻に立ち向かう「軽火器vs戦車砲(後編)」、
妨害されながらも洋上の要塞を華麗に攻略する「戦艦ヨークシャーの反乱」、
シリーズ最強のライバル(?)が登場する「独裁者の晩餐」、
卑劣な組織的犯行を壊滅させる「カリブの血だまり」を収録!
・・・・・・コナン風もなかなかどうして難しいな、これ。

ゴルゴ13㉚[三匹の女豹] さいとう・たかを 2004年3月27日 リイド社

2017-06-21 06:32:02 | ゴルゴ13
せんめつ

サム「凶悪犯は徹底的に粉砕せよ!!」



 「それが特殊警察に与えた指令です!!」
犯罪者の人権と善良な一般市民の人権、
どちらかしか守れないならまず前者後者を守るべきだわな・・・・・・
※6月22日訂正 前者→後者 起き抜けとはいえこれはひどい


やり方に少々苛烈な面があったにしろ、
正義のために全力を尽くしていたマック以下特殊警察部隊。
しかし、不幸にもあの男を発見してしまい――
????(警察責任者)「検事・・・・・・・・・・・・どう、判断します?」
 「この状況を・・・・・・・・・」
サム「たったひとりの男のやったことだ・・・・・・・・・・・・」
\(^o^)/


キャサリン「よくも、あたしを殴ったり、手錠をかけたりしたわねっ。あたしを誰だと思っているの!!」
 「鉄鋼王ハーディ家の者よ!!」
知るかバカ
きっちり実刑食らわせた裁判所gj
どうせ元ネタと同じく保釈されるんだろうけどな!
元ネタの真相はともかく、キャサリンは明らかにクズだからなぁ。
マックたちの方が先に着いていれば全部片づいたのになぁ。





大きな口の湖上

????(工作員A)「それにしてもこんなに早くゴルゴ13が見つかるとは・・・・・・・・・・・・・・・」
 「思いませんでしたわ・・・・・・」
????(工作員B))「・・・・・・・・・奴ほどの射撃のうでを身につけていれば、どこへまぎれこんでもそれなりに、人の注意をひくものだ・・・・・・」
毎度のことだけど凄すぎて存在がバレる。
隠しきれないくらい爪が鋭いのも考えものである。
もっとも、運悪く地元警察に拘束された状態で襲撃されても
見事返り討ちにするほどの鋭さなので問題は無い。


ゴルゴは3人の襲撃者を倒し、その仲間の女を誘拐しました。
????(工作員A) 女として扱ってくれれば・・・・・・・・・チャンスが生まれるのだけど・・・・・・・・・・・・

 「う、う・・・・・・・・・」
これはバレバレすぎるだろw
しかし、なんとゴルゴはこの工作員に逃げられてしまうのです。
あのゴルゴが寝たフリに気づかなかったのか?ついうっかり?


工作員は本来の任務を無事遂行・・・・・・
????(工作員A)!!
 「‶罠〟!!」
 「罠かもしれない!!」
時すでに遅し
詰めの甘さは全て演技だったとはアカデミー賞間違い無し(誇張)





三匹の女豹

メリナ「同志マノス・カザンツァキス、同志ニコス・ハジダキスへの・・・・・・・・・」
 「復讐完了!!」
同志を殺した殺し屋に死の報復。
イザベラ、ベアトリスも同上。
恐るべき『三匹の女豹』である。


そんな女豹たちのレーダーが――
メリナ「わたしたちにはわかるのよ・・・・・・ふつうの男と、そうでない男が・・・・・・・・・そしてあの男は、」
 「チェックしておいた方がいい男、よ・・・・・・・・・・・・・・・」
ある男に反応。
太眉毛の東洋人、一体何13なんだ・・・・・・?


同志に確認した結果、チェックした男はゴルゴ13と判明。
メリナ「それじゃすぐ行動に移って、奴を・・・・・・・・・ゴルゴ13を始末するというの!?」
ベアトリス「でも、将軍は、奴が‶敵〟だということが判明してから行動に移れと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
イザベラ「‶あとの祭り〟ってこともあるわよ・・・・・・・・・・・・」
 「なにしろ・・・・・・・・・相手は二つ名で呼ばれる超一流のプロ・・・・・・」
「私たちなら殺れる」という過信、慢心が無かったとは言い切れまい・・・・・・
なお先走った結果は相手がゴルゴである以上お察しである。


ゴルゴ「仕事にうつる時は・・・・・・・・・」
 「人間を‶殺す〟・・・・・・・・・なんて、考えないことだ・・・・・・・・・」
 「‶事〟を処理する、と考えるだけでいい・・・・・・・・・・・・・・・」
 「でないと・・・・・・筋肉の‶緊張〟を、みる・・・・・・・・・」
ゴルゴ先生の暗殺講座。
全国のプロは参考にしてね!





軽火器vs戦車砲(前編)

スミティ「ゴルゴ13を抹殺するには、小細工はかえって墓穴を掘ります!」
 「断固たる‶力〟で当たるのです!!」
とうとうアメリカも核を使う気になったと・・・・・・?
『‶力〟』こそパワーなのだ


????(政府高官?)「い、いったいどんな手段を使おうというのです、補佐官!?」
スミティ「軍隊!!」
 「軍隊の持つ絶対的な破壊力!!これ以外にはありますまい!!・・・・・・・・・」
なーんだ
傭兵部隊とか軍(警察)の特殊部隊が皆返り討ちにされてるのに、バカなの?


スミティ「この作戦を・・・・・・・・・‶野獣狩作戦〟と名づけました・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「そしてすでにホワイト・サンズ基地に対して、作戦は発令されました。」
作戦名からしてお話にならねぇなこれ。バカだ。
受け持つ基地の名前も・・・・・・三途の川行きケテーイである。


マック「なにしろ、この‶野獣狩作戦〟は・・・・・・・・・・・・」
 「めったに見られないおもしろいショーになりそうだからな・・・・・・・・・・・・」
基地の司令官もこの程度の認識。
つまり結果は出たも同然。


その頃、ゴルゴはインディアンたちに身柄を拘束されていました。
インディアンを殺したクズ共の仲間だと疑われてしまったのです。
真実の状況はゴルゴがインディアンの仇を取った形なのですが、
一族の『勇者』ベア・ポーは納得がいきません。
ベア・ポー「その‶斧〟をとるんだ!そしておれと堂どうと戦え!!」
 「プエブロの掟に従って決着をつけるんだ!!」
ゴルゴ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゴルゴvsベア・ポー!


素手で戦い始めたゴルゴにベア・ポーは怒り心頭。
他のインディアンも――
????(インディアンA)「もし・・・・・・・・・ベア・ポーが負けるようなことがあれば・・・・・・・・・・・・・・・」
 「あの東洋人を、撃ち殺せ・・・・・・・・・・・・」
????(インディアンB)「え?」
????(インディアンA)「奴は、プエブロの掟に従わなかった・・・・・・そしてベア・ポーを侮辱してこの聖なる対決をも汚した・・・・・・・・・・・・」
 「十分‶死〟に値する!」
勝っても負けても死ぬやん!
はたして決闘の結末は!?タイトルの意味は!?
後編は次巻だよ。