今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムAGE④マーズ・コンタクト 原作/矢立肇・富野由悠季 著/小太刀右京 2012年9月1日 角川書店(7回目)

2019-05-19 06:41:45 | ガンダムAGE
さすがにチンタラしすぎたと反省している
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○ここまでのあらすじ
捕まっちゃったZE☆



第六章


 キオは何か自分が恐ろしい拷問を受けるのではないかと思っていたが、通り一遍の尋問をされただけで、あとはほぼ独房での暮らしだった。食事が信じられないほどまずい以外は、運動もさせてもらえたし、携帯ゲーム機も返してもらえた。
ガンダムの中の人が子供だったことにヴェイガンは少なからず困惑している模様
パイロットが大人だったらゲーム機を返すってのはさすがに無いと思われる
ただ・・・・・・ヴェイガンの人間の態度に、キオもまた困惑して過ごすのでした


そして1ヶ月後――
キオはヴェイガンの拠点・セカンドムーンに連行されたのであります
ヴェイガンの首領イゼルカントがいるらしいですぞー
なお引き渡しの直前にザナルトから別れの挨拶があるよ
「コロニーの事故で死んだ私の息子も十六だった。個人としては、貴公に同乗したいとも思う。が、貴公に殺された部下たちの恨み辛みを考えれば、今すぐにでも拷問にかけてガンダムの秘密を吐かせたいというのが、我ら軍部一同の総意であると考えてもらいたい。AGEデバイスを解析するためならば、手段を選ぶつもりがないということは、覚えておけ」
子供じゃなかったらこの時点で五体満足じゃなかったですねぇ


イゼルカント閣下うぃーっす
 目の前にいる人の優しさは、底知れないように思えた。
(この人、じいちゃんに似てるんだ・・・・・・すごく強い意志を持っているけれど、とても優しいと感じられる・・・・・・!)
キオが感じた第一印象
しかしシリーズにおいて『とても優しい』というのは人類粛清フラグだ、これがな


以下楽しいお喋り
「僕には、ザナルドさんが言うように、ガンダムの起動データを渡すようなことはできません」
「わかっている。それを無理強いするつもりはないし、そのような脳波が検知されればデバイスそのものが破壊されるよう仕掛けがされていることも知っている」
パイロットが嫌々動かしたら破壊される仕掛けって・・・・・・
これアムロだったら2回目の出撃で壊れてるね


イゼルカントは、キオにヴェイガンを、
そして火星の現状を自分の目で見てほしいそうです
火星での生活は保障して、監視はするけど干渉はしないとか
「ガンダムのパイロットならば、地球圏の代表、チャンピオンといえよう。そういう少年が、健やかなまっすぐな目でヴェイガンを認識してくれれば、未来に希望を持つこともできる。その上で、自発的にガンダムの力を貸し与えてくれれば、うれしい」
hmhm
・・・・・・『チャンピオン』という言い方は、
キオの生い立ちを知ったうえで使ってそうでイヤンな感じ
コントロールする気満々ですやん


そんなキオの扱いに不満を持ったザナルド
スーパー・サイコ研究所(たぶんニタ研的なやつ)で『洗脳』したらええやん?
というプランも提出していたのに却下されたとなれば、
イゼルカントにどういうつもりか話を聞きたくもなる
「中世期の共産主義者が、アメリカの捕虜に犯罪告白をさせたように、でありますか?」
「そうだ。兵器だけでは戦争には勝てんよ。大衆は常に美談を求めている。独裁者の祖父に戦いを強要された少年が、本当の正義に目覚めて平和のためにガンダムを駆る、そういう物語だ」
しってた


街を歩いてみたものの・・・・・・・地球と比べたら見るものなんて何もない
というか、何もないというのが見るべき現状なんであっ!
ひったくりに鞄を奪われたですぞー!
「おい、コウ・ロウ。このあたりでこういうつまらねえことをするな、って言ったろ。配給ポイントだけで食えないのに同情はするが、オレぁそういうシケたやり口が大嫌いなんだ」
キオより少し年上の少年、ディーンが助けてくれました
鞄を奪われた時に怪我をしていたキオを見たディーンは、
手当てをしてやると自分の家に連れて行きました


ディーンは妹のルウと二人暮らし
明らかに『豊かな生活』とは言えない生活レベルですが
「いいさ。困った時はお互い様だよ。ヴェイガンの同胞だものな」
「遠慮しないで、キオ」
 兄妹の歓待には、大人たちの孕んだ打算の気配はなくて、緊張しきっていたキオの神経を弛緩させた。
天使の兄妹かな?


楽しい時間を過ごせてよかったね!
「キオ、今日はありがとうな。あんなにルウが笑ったのは、久しぶりだ。けどな、もう顔を出さないでくれ」
あれっ!?


お義兄さん、何か失礼がありましたでしょうか
「マーズレイを見たことがないような顔をするなッ!」
(´・ω・`)


そんなことがあったので
「ガンダムの情報は、渡します。ですからその代価として、マーズレイの治療薬を増産して、ルウたち、子供たちに配ってあげて欲しいのです。あなたが指導者なら、それは出来ることでしょう」
そうなりました


AGEデバイスのロックが解除されて、過去のデータがうひょひょひょ
「些末事ですが、あの子供たちは、イゼルカント様が用意なさったのですか?」
「まさか。あのような悲惨は、このセカンドムーンには無数にあふれている。キオが真に我が息子ロミの生まれ変わりなら、その優しさで、そういう子供たちに同情することはあるだろうと洞察したまでのことだ」
完全な仕込みではないけど計画通り


大人の陰謀なんてどうでもいいんだってばよぉ
 キオは目の前の少女を救おうとした。ただ薬を与えればよしとしたのではない。ただ金があればいいと考えたのでもない。
 魂を救おうとしたのだ。
それを『偽善』と蔑むことが誰に出来ようか否誰にもできまい


そんな火星圏を、海賊が襲撃しました!
首都防衛隊の対応が遅れたことにザナルドはブチギレ中であります
「一度も地球圏に行ったことのないエリート部隊があてになるか! ザムドラーグを出せ! 責任は、俺が取る!」
現場の人間が苦労するのは地球も火星も同じということ


ダークハウンドがAGE-3オービタルを奪取しつつキオとの合流に成功
あとはすたこらさっさだぜ
 キオは手の中に収めたピルケースを見た。そのケースには、明日からのルウの薬が入っている。あの少女の命をつなぐ蜘蛛の糸、いや、もしかしたら地球にあのふたりを連れて行くことができるかもしれない。
どうせ海賊船バロノークを襲う敵機を迎撃しないとだから時間はあるな!


天使の兄妹も一緒に地球へ行けばええやん!
「お前との未来、お前と地球に行く未来を夢見た、ルウの希望の結晶だ。これは、お前が持って行くべきだ」
Oh・・・・・・


・・・・・・せめてディーンだけでも
「お前は、ガンダムのパイロットで、オレはヴェイガンの人間だ。そんなこと出来るかよ。ここには友達がいる。故郷がある。それを裏切ることは出来ない。オレたちは戦って明日をつかみ取る。地球を奪還する。それが、この火星圏で生きていくということだ! 行けよ、ガンダム! お前は、お前の道を!」
(´・ω・`)


今度こそすたこらさ
「あれは・・・・・・イゼルカントさん・・・・・・なの?」
 光波推進の輝きの帯を引いて飛翔するそのシルエットはひどくまがまがしく、屍蝋の色をした怨念の塊、と感じられた。
あれは・・・・・・・


ガン・・・・・・ダム・・・・・・?
「教えてやろう! プロジェクト・エデンの目的を! 私は、地球人類を殲滅するものではない! ヴェイガンだけを生かす者ではない!」
明かされるイゼルカントの真の目的!
そして完成したヴェイガン製ガンダム・レギルスに追い詰められるAGE-3オービタル!


ざんねん!キオのぼうけんはこれで
 呼び覚ます。
いい最終回だった
※次の5巻が最終巻です









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