今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079➀ 著/林譲治 原作/矢立肇・富野由悠季 2001年9月1日 角川書店(4回目)

2018-04-08 10:22:59 | ガンダム
1巻は今日で終わりにしておこう→1回目2回目3回目


○ここまでのあらすじ
ジオン軍特殊部隊闇夜のフェンリル隊は対MS戦闘も難なくこなし
またもその名を知らしめるのでありましたとさ



第五章 ホワイトベース追跡


 ミノフスキー粒子は隠れ蓑ではない。確かにあの粒子は電波を吸収・遮断するような働きがあり、レーダーを無効にできる。しかし、逆に言えば無効にできるのはレーダー程度なのだ。そして偵察の方法はレーダー以外にもあるのである。
すごい装備も使い方を考えないと逆効果という例
ミノ粉のおかげでレーダーから隠したい何かがあることがバレバレっていう
そんなこともわからない指揮官・・・・・・『人材不足が深刻』ですなぁ


まーぶっちゃけ連邦軍全体がそうだから仕方ないね
「降伏した指揮官は大ばか者ですね」
「おや、少尉、宗旨替えかね?」
エイガー少尉、降伏した部隊がガンキャノンを無駄死にさせたことに激おこ


エイガー少尉に前線部隊のガッカリ具合を教えた理由は――
「君が臨時編成した戦車隊が初陣で、しかも六一式戦車でザクを撃破した事実を我々は高く評価しているのだよ。君には砲術の専門家として、自走砲隊の一部を指揮してもらいたい」
ようやく出来上がったMSがあっても、
指揮官が戦術を理解できないようではネコに小判状態
『戦車でザクを撃破』できる男に頑張ってもらおうってのは自然な流れ


・・・・・・もっと強いMSの開発にもエイガー少尉必要だぜ?
「どうやら結論は出たようだな」
ガンキャノンをスクラップにした部隊は・・・・・・!
今度こそ直接対決なるか!?


フェンリル隊、マ・クベ司令が指定した仮説基地に到着
 鉱山基地と聞いていたのに、仮設基地に案内されたのも、ここが戦略上の要衝であるだけでなく、大規模な戦闘が近いためだろう。ここに増援のためにやってきたのはゲラート少佐の『闇夜のフェンリル隊』だけでなく、多くの部隊が集められているようだ。
hmhm
・・・・・・『闇夜の』が中二力高すぎる件


仮説基地で、ゲラート少佐は知人と顔を合わせました
 二人の軍人はそこで意外な再会を果たした。タチ中尉もゲラー少佐も軍歴は長い。ただ二人は知り合いではあるものの、直接の接点は無かった。二人を結びつけていたのは、ゲリラ戦の専門家として、また卓越したモビルスーツパイロットとしてジオン軍で知らぬ人はいないランバ・ラル大尉を介してだった。
ランバ・ラル隊のタチ中尉、ガンダム本編のキャラですなぁ


ゲラート少佐から見たランバ・ラル大尉は、『喜んで命を預けられると思える』軍人
同年代での階級の差はザビ家云々のせいですなぁ・・・・・・
「そうかラルが降りてきたということは、例の木馬の追撃か。しかし、あいつが追撃に降りたとなれば、木馬の命運も尽きたようなものだな」
 だがタチ中尉の表情は、ランバ・ラルの名前を出した途端に、苦渋に満ちたものへと変わる。それが意味するところは明らかだ。
あっ(察し)


 ――この戦争はジオンの敗北で終わるのか。
それほどの『衝撃的な事実』でありました・・・・・・


当然、タチ中尉はマ・クベに支援要請をした訳ですが・・・・・・
「シュマイザー少佐、もしや壺などをお持ちではありませんか?」
「壺? 生憎とそういうものは持ち歩いていないが・・・・・・どうしてだ?」
「そうですよね。いえ、尋ねてみただけです。もしも少佐が宋代の壺でもお持ちだったら自体が改善されるかと思っただけです」
あっ(察し)


タチ中尉は仇討ちを宣言して去っていきました
その後、ゲラート少佐は司令部から新たな任務を受けたのですが――
「木馬を捜索するのですか・・・・・・我々が」
 マ・クベにとって、ランバ・ラル隊はすでに計算外、存在していなかったのだ。
あー・・・・・・(´・ω・`)


ゲラート少佐はランバ・ラル隊の現状を詳しく知ろうとしましたが、
整備班のミガキ班長がその行動に待ったをかけました
「何がそれほど問題だというのだ?」
「ランバ・ラル隊はドズル・ザビの配下、そしてマ・クベ司令はキシリア・ザビの配下です。そしてゲラート・シュマイザー少佐、あなたはご自身がどう考えておられるかはわかりませんが、キシリア・ザビ配下におられるのです」
それな


つまり、いわゆる『派閥』のあれこれがあってね?
「軍隊は、いや部隊は私兵とは違うんだぞ。上の連中の思惑に下の者が巻き込まれるなんてことが許されていいのか!」
「いいわけがありませんよ! でも、これが現実なんです!」
「苦境にある友軍部隊を見捨てるのも現実だというのか!」
Exactly(そのとおりでございます)
ゲラート少佐がこの件で動けば、『粛清』されるのは『フェンリル隊』なんすわ
ジーク・ジオン(笑)


改めてフェンリル隊に木馬捜索の命令が出されました
つまり・・・・・・わかるな?
 部下たちを巻き込まなかった分だけ、現状の方が望ましいのかもしれない。彼はそうして改めて指揮官という職務について自分の考えの甘さを思い知らされた。指揮官の決断は常により良いものを選択するものだと考えていた。だが現実は違う。指揮官は、どれをとっても悪いものの中から、より悪い物を捨てて行かねばならないことの方が多いということを。
管理職は大変なんやで(´・ω・`)


さて、木馬を捜すぞー
 結局、命令を出したのはゲラート・シュマイザーではなく、『闇夜のフェンリル隊』隊長のゲラート・シュマイザー少佐であった。部下の命をあずかる以上、たとえどれほど悩もうとも彼には他の選択肢など無かったのである。
結果、木馬と戦闘にはなりませんでしたとさ
主人公力に守れられた敵と戦ったら命がいくつあっても足りないからね



第六章 オデッサの闘い


 ――一介の少尉に対する処遇としては、これ以上のものは望めまい。
エイガー少尉、自走砲48輛と兵員約1000人を任されるの巻


少尉が大隊規模の指揮ってありえなくね?
ジオンなら「砲の魔術師」とか何とかつけて少佐くらいにしちゃうんじゃない?
 シャア・アズナブルのように戦功さえあげればすぐに少佐に抜擢するような柔軟さがジオン軍にはあったが、連邦軍の官僚機構にはそうした柔軟性は望むべくもなかった。人によっては連邦軍の緒戦での大敗の理由は、ジオンのモビルスーツではなく、連邦軍という組織の動脈硬化にあるという意見さえあったのだ。
連邦軍だから仕方ないよね


腕は立つが問題行動が多いレンチェフ少尉と、
原隊が壊滅後を拾われたマニング軍曹の2人が加わったフェンリル隊に新たな命令です
「まぁ、左翼が薄い理由を我々が詮索してもはじまらん。問題はいかに命令を実行するかだ。まず我々の配置はここになる」
厄介な自走砲隊がいる地域を攻略せよ!


ル・ローア、オースティン、レンチェフ、マニングが正面攻撃(囮)、
ニッキ、シャルロッテ、スワガーが回り込んで高台を制圧するのだ
「普通なら右側から接近するよな。中央部の丘から攻撃されない場所といえば限られる。だがそんなことは連邦軍もわかっているはずだ。だとしたら何か仕掛けているんじゃないか?」
「ニッキもそう思う?」
新米コンビもすっかり新米だったコンビですなぁ


地雷を警戒してみるもセンサーに反応なし
立ち止まってても仕方ないので、スワガー曹長が単独で前進すると――
「こんなとんでもない兵器が連邦軍にはあるのか・・・・・・」
予想外の罠でスワガーのザクが被弾


罠が発動したことは当然仕掛けた側の知るところなはず
つまり一刻も早く突破しなければなりません
「よし、俺が最初に行く。おそらく地雷の奴は攻撃できないはずだ。様子がおかしかったら」
「まかせて、私のせいであなたを死なせたりしないから」
「その言葉、信じてるぜ」
これは歴戦の兵士


そちらが活躍したということはですね
 ――どうする、サカキ軍曹。
 彼は自問する。彼の役割は、丘に接近するモビルスーツの撃破と北側の丘との間の間隙を突破しようとする敵部隊の阻止にある。だが北側の丘の仕掛けが予想よりも早く破られた今、彼の立場は微妙だった。北側の丘が占拠されるのを阻止できるのは、彼と彼の部隊の自走砲しかない。
サカキ軍曹、決断を迫られるの巻


そして――
 ――エイガー少尉ならわかってくれるはずだ。
現場の判断は大事だからな!


な!
「戦争なのはわかっている! 貴様がやっているのは、戦争じゃない。単なる殺戮じゃないのか! ザクのマシンガンで人間を狙う奴がいるか!」
「少なくともここに一人いるね。ル・ローア少尉、なら訊くが、マシンガンで自走砲を狙うことはどうして止めない。自走砲には四、五人の人間が乗っているんだ。砲弾一発で四人も五人も殺すのは良くて、一人だけは駄目だというのは矛盾じゃないか」
「何を・・・・・・」
 ル・ローア少尉は言葉に詰まる。それはレンチェフ少尉の言い分が正しいためではない。この男と何かが決定的に通じないことを感じたためだ。
実際この『言い分』論破できなくね?


オースティン軍曹が弾薬の『効率』を指摘したらあっさり納得したけど
 ――この闘いは何なんだ? 戦争なのか、それとも生存競争なのか。
殲滅が目的になったらそれは・・・・・・


作戦通りにことは進み、次々と敵自走砲を撃破するフェンリル隊
しかしル・ローア少尉は今までのような『達成感』を感じることはなく・・・・・
そんなところにオースティン軍曹から通信が入りました
「まぁ、どう思われても結構だ。戦場なんてのは糞みたいなもんです。でも、少尉、それを考えすぎたってろくなことにはなりやせんぜ。戦争の渦中で、この糞みたいな戦場を変えることなんかできやしやせん。それができるのは戦争が終わってからだ。
 そして戦場が糞だってことを知ってる奴が動いた時です。だが馬鹿は戦場が糞だってことに気がつきゃしねぇ。少尉、あんたは頭がいい。だから戦場が糞だってことを知っている。もしもこれが嫌だったら、生き残って下さい。戦争が終わった時にあんたみたいな人が生き残ってくれたら、死んで行った糞垂れどもも少しは浮かばれるってもんです」
それな・・・・・・(´・ω・`)


押せ押せだったのに、どういう訳かフェンリル隊に移動命令でーす
「命令か・・・・・・運のいい野郎だ」
レンチェフ、『とっておいた』獲物を撃たず


その獲物、自走砲隊の指揮を執っていたのは勿論――
 部隊は壊滅し、彼は再び仲間を失い孤独な一人の将校に戻る。おそらく今度こそモビルスーツ開発に立ち会うことになるだろう。
「運命はどうしても俺に奴らと闘えと言っているようだな」
強運
ガンファイト(L8)
指揮官(L2)
リベンジ←New!



なお2巻ではさらなる死闘が繰り広げられる模様
両軍上層部のダメっぷりもヒートアップ!(?)


コメントを投稿