今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムAGE④マーズ・コンタクト 原作/矢立肇・富野由悠季 著/小太刀右京 2012年9月1日 角川書店(4回目)

2019-04-21 10:56:12 | ガンダムAGE
春はAGEぽよ→1回目2回目3回目



○ここまでのあらすじ
ヒロインきたこれでかつる



第三章


「そういうことだ。どうせヴェイガンはエウバにもアプローチをしている。なら、こちらだけがバカ正直に地球に忠義を尽くせば、エウバの成り上がりどもだけが有利になる寸法だ。どうせ、地球のような土の塊は火星の田舎者たちにくれてやればいい。すべては、我らザラムのために」
今回の騒ぎに乗じて連邦を裏切りヴェイガンにつこうとする旧ザラム勢力


現状連邦にそういうカスにまで対処する余裕は無いな困った困った
『悪いが、その算段はここでおしまいだ』
お?


どちらさまで・・・・・・
『黒いガンダム』・・・・・・だと・・・・・・?
そんな訳で、『売国奴』は塵になりました
『我々は――宇宙海賊ビシディアン』
ビシッと決めるからビシディアン(てきとう)


一方、地球では――
グレートデザートの砂漠に彼らが潜伏してから、もう三年になる。
※北米のいわゆる『コーンベルト』は銀の杯以前の戦争で砂漠になっている


砂漠に潜伏していたとあるヴェイガンの部隊に、
総司令ゼハートから特命が下りました
「グレートデザートを抜けなければ、連中はヒューストンにも、ブルーシアにも、ロスト・ロウランにも出ることができない、か」
「そこを、オレたちが叩く!」
他の部隊が戦って敗れたものの、ディーヴァは現在孤立している模様
『連邦の白い悪魔』は、特殊工作部隊『ファントム3』が退治するでござる!


さて、ディーヴァであります
 ひっ、とこれで何度目か、フリット提督の叱責にナトーラは身をすくませた。ちがうんですちがうんですそもそもわたしはかんちょうになんかなりたくなかったわけではなくてこんなところにすわっているのがばちがいなんですやめさせてください、と言いたかったし泣き出したかったし単なる本音を言えばヴェイガンに投降したかったが、陵辱されてはらわたをえぐり出されるという噂だったから、それよりはマシなところにいたかっただけである。
うっすいほんっ、うっすいほんっ(ゲス)


やっぱり艦長は荷が重いやな
コネ(強制)で軍人にされた上、やってたことはずっと事務職ですし
 フリットは決して、ナトーラをいびろうとしているのではない。彼はこれまで選び抜かれた優秀な人間とだけ仕事をしてきたから、ナトーラのように不適任な人間に接したことがないし、それにどのようにしてノウハウを伝えればいいのかわからないのである。
周囲を有能で固め過ぎた結果、わからない子のことがわからない


 が、そういう人物が艦長になってしまうシステムを構築した責任はフリットにあるのだから、その不幸なスレ違いもまた、フリットの負うべき十字架と言えた。
ええーそうかー?
オリバーノーツ基地司令の半分嫌がらせ(もう半分は新兵のため)の人選だったじゃんね?
艦長やれる階級(大尉)にコネ(強制)でなれちゃうシステムはフリットのせいって訳でも
・・・・・・是正できてないんだからフリットのせいなんか


 宣戦布告!
 戦いが始まってから六十と四年、今さら宣戦が布告される‶戦争〟!
 これまでは法律上は‶平和〟だったのだ、と考えると、ウェンディはしみじみとばからしくなった。
キオがガンダムに乗った日に、
ヴェイガンの首領イゼルカントが地球全土に対し宣戦布告をしたそうな


その後は‶地球各地に潜伏していた〟ヴェイガンが大暴れの巻
『「怪しいヴェイガンのスパイをおまわりさんに伝えよう!」』とはなんだったのか
 フリットの上からの改革、ゼロリスクを要求する運動は、俗人を恐れさせて、とにかく問題を表面化させないことだけを求める人々の動きを加速させた。問題が露わになれば一族郎党がギロチンに送られるのだから、当然であろう。地球にはヴェイガンはいない、という神話こそが、いつしか連邦の守るべき金科玉条となった。
ヴェイガンのスパイや地球を裏切る売国奴をギロチンしてただけじゃなくて、
管轄にスパイ売国奴がいたら責任者もギロチンしてたん?
それはさすがにフリットが無能ですぞ


民間人は攻撃しないと宣ったイゼルカントは欠片も信用できませんが――
 火星の人々が何人いるのか知らないが、帰還させてやればいいだろう、とウェンディは思う。どう考えてもこの地球規模の戦争で死んだ人々、死んで行く人々の数を考えれば、そうしたほうがよいに決まっている。
最初に火星移民を無かったことにしたのは人数の問題じゃなくて、
連邦の調査不足の責任逃れだったからね
普通に賄い切れるんじゃないのって気がしないでもない


ところがぎっちょん
 だが、大人たちはウェンディが生まれた時から復讐に狂っていた。誰もが血縁を、縁者を、友人をヴェイガンによって奪われていた。ヴェイガンとの和平を唱えた教師の家が暴徒たちに焼き討ちにされ、それを警官たちがヘラヘラ笑って見ていたのをウェンディはよく覚えている。引きずりだされた先生の奥さんと娘がどうなったか・・・・・・よそう。耳をふさいで逃げたのだ。敵の味方をするやつはすべて敵だ。殺せ犯せ奪え。そんな言葉ばかり聞いて育ってきた。
うわぁ・・・・・・
オリバーノーツは滅んじゃってよかったねこれは
ってか住んでる街で起きた暴挙をフリットはスルーかよ('A`)


それを異常と思える程にはウェンディにまともな感性が残っている理由は
 それでも、キオとウェンディが健やかな心を失わずに生きてくることができたのは、ふたりの間にゲームがあったからだ。ゲームの世界には、美しい平和な世界があった。人と人が信じあう物語があった。敵と友情をはぐくみ、和平を求め、自分の頭で考えて決断して、本当に人々のためになることを考えるたくさんの勇者たちが、ヒーローが、ヒロインがいた。みんなみんな、それがキオとウェンディだった。もちろん検閲はあったし戦時プロパガンダ色の強い作品もたくさんあった。でも、ゲームデザイナーたち、シナリオライターたちは思い思いの形で、平和への思いを、あるべき世界への情熱を、本当の英雄への夢を語り続けてくれた。
ゲーム漫画の類許すまじなんてのがいまだにいるんだよなぁ(溜息)
子供の教育云々はそれらの影響じゃなくて身近な大人の影響だろ常識的に考えて

なお敵も味方も狂った世界で戦うことを心配するウェンディをよそに、
キオはシャナルアさんに個人指導としてお説教されて喜んでいるのでした(事実)


オンボロディーヴァの推進ノズルが爆発しました!
いよいよ寿命かと思ったら『無人兵器』の攻撃を受けた模様
そういうことならレーダーに反応が無くても仕方ないね
(無人モビルスーツと無人艦艇さえそろえられれば、火星に束で送り込んでヴェイガンをことごとく宇宙から消滅させてやったものを、度しがたい愚物どもめ・・・・・・! 報復手段を用意しておかないから、こうして先手を打たれると、なぜわからんか!)
あー・・・・・・
フリット、そういうエレガントさは持ち合わせていないかー
ヴェイガン絶対殺すマンなのはいくつになっても変わらないと


とりあえずホームズの隊が索敵に出撃
キオはまだ待機であります
・・・・・・ヒマだなー
ちょっと整備の人とお喋りしてみようかなー
「ウットビット・ガンへイルだ・・・・・・いい気になるなよ」
「え?」
「貴様なんぞはな、シャバじゃあアスノ閣下の息子で特別扱いされたかもしれないが、オレたちはてめえのヘラヘラしたツラを見てると苛立つんだよ」
ガンへイルってアリーサの息子、つまりディケの孫じゃね?


・・・・・・キオに対してだいぶキレてるね?
 ウットビット、と名乗った少年を、周囲の整備員たちは誰ひとり制止しなかった。待機要員のパイロットたちもだ。つまりこれは、キオが知らなかっただけで、現場の総意を代弁しているのだ、とわかる。一番若いウットビットが激発した、という体にして、言いたいことをこの場ではき出してガス抜きをしようというのだ。無論、フリットに逆らう度胸などは誰も持っていないから、よってたかって子供のキオを相手にストレスを解消しようというのである。
これはひどい


歴代ガンダムの母艦で1番空気悪いんじゃないの
「無駄口を叩いているヒマがあったら、整備をするんだよ仕事をするんだよ! 僕が目を離せばこの有様だ! 出撃前のチェックは何度でもやれって言ってるだろう! 補修パーツは少ないんだから大事に使え! 特にウットビット、キミはAGEシステムをチェックしないか!」
『AGEシステムの守護神』にして整備班の良心ロディ・マッドーナ整備班長
第1部で活躍したマッドーナ夫妻の息子でございます
たぶん現時点ではこの人以外キオ(とフリット)の理解者いないな('A`)


どうやらホームズの部隊は誘い出されたようであります
「アビス隊、散開! 敵は4時方向の岩山の陰から来るぞ!」
「なぜです?」
 部下がわざわざ聞いてくれたのは、彼を信じていないからではなく、どちらかといえばつきあいだ。
アビス隊のジャックロウは空気を読める子


ディーヴァを砲撃する敵を撃破するために
キオ&フリットのAGE-3とシャナルアのクランシェが出撃
しかし(ナトーラ以外の)予想通り罠が仕掛けられておりシャナルア機が被弾!
援護しようとしたAGE-3もあわや撃墜という危うい事態
「シャナルアさんはっ!?」
「生命反応はある。お前は優しい子だな、キオ。だが、ああして味方を手負いにして、救助に来た者をなぶり殺しにするのがヴェイガンの常道だ。奴らは宇宙の悪魔、殺人を目的にした集団なのだ」
『宇宙の悪魔』は殲滅しなくちゃ(使命感)


被弾が続いてディーヴァはてんやわんや
モブ整備兵はアテにならないのでロディも大慌てであります
「機関室のアホどもに気合を入れに行ってくる! この艦に乗ったのは初めてって連中だからね。僕でなければ、プラズマ・リアクターのクセはわからんよ! 裏マニュアルの裏マニュアルがあるような船だからな・・・・・・」
50年前の戦艦だから仕方ないね


ロディが機関室に行ってる間、AGEシステムはウットビットが管理するんだゾ
(頼むから呼び出しがかからないでくれよ・・・・・・!)
凡人らしくて嫌いじゃない


でも戦場は無慈悲なものでありまして
『AGEビルダー、新型ウェアのデータはどうか!』
「ど、どうと申されましても・・・・・・初の砂漠戦でありますから、データ収集率は30パーセント程度にとどまっております! とうてい高速成形はできません!」
『構わん! それでもやれ!』
フリットの無茶振り!


ウットビットは戸惑っている!
「でもオレは新米の整備士見習いでして、そんな大それた行為には責任を取れる立場には・・・・・・! 責任者のマッドーナさんが戻るまでお待ち願えないでしょか・・・・・・・・・・・・」
『このバカ者がぁっ!』
フリットの『怒りの叫び』!


ウットビットは漏らす寸前だ!
『貴様の祖父は、儂が認めた太陽系一のエンジニア、宇宙の漢ぞ! 一切の資格もなく、軍歴もなく、戦うべき理由すらなかったのに、ただ儂との友情に殉じて戦ってくれたあの漢の背中から、貴様は何を学んだのだッ! ウットビット・ガンへイル!』
そこには真の『友情』があったのじゃ


祖父とフリットの本当の信頼関係を知ったウットビットはお仕事開始
 親の七光りでも、貴族の生まれであっても、敵の弾丸は平等だ。ガンダムに攻撃が殺到するのは、現実だ。だから、あそこに飛び出していくキオの勇気は本物なのだ。
『本物』には本気で答えねばなるまいよ


新型ウェア、Gホッパー完成!
あとはこいつをキオの下へ届ければ新ガンダムが大活躍ってなもんです
ナトーラ艦長!Gホッパーに乗せるパイロットをMSデッキによろしく!
「予備のパイロットは?」
『え・・・・・・用意してません、けど・・・・・・』
「なんだってぇ!?」
『いま、せん』
わーお


『地獄の扉』が開いたならば 潜り抜けるが漢の道よ(てきとう)
「ウットビット!? ウットビットなのか!?」
『応! 助けに来てやったんだ、這いつくばって礼を言え!』
「うん! ありがとう、ウットビット!」
『調子の狂うヤツだぜ・・・・・・行くぞ、合体だッッッッッッ!』
新世代の友情の勝利だッッッッッッ!


大活躍大活躍へいへいへーい
シャナルアさーんほめてほめてー
「戦争は・・・・・・喜んだり嬉しくなったりするような・・・・・・そんなもんじゃないんだよ。それだけは、忘れないでおくれ・・・・・・」
(´・ω・`)


 立ち去っていくシャナルアの背中を、キオはただ見送ることしかできなかった。シャナルアの優しさが何に起因していて、何を思っているのか、彼にはまだわからなかった。時が過ぎて大人になって、一抹のほろ苦さと後悔とともに、彼はやがてそれを理解することだろう。だがそれは、少年が男と呼ばれるようになってからのことである。
だって13歳ですし


新ガンダムAGE-3フォートレスがファントム3を撃退したことは、
地球圏全体で見ればただの1部隊の1勝に過ぎませんでした
 宇宙戦国の世が、再来しようとしていた。
世はまさに大戦国時代



同じ13歳のウッソがだいぶ捻くれてたから好きになれないんかなぁ
キオ、お前ももっとアツくなれよ的な?
あとシュラク隊よりシャナルアさんが美人なのもある(嫉妬)


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