ゴルゴ13㊲[蒼狼漂う果て] さいとう・たかを 2004年6月30日 リイド社

蒼狼漂う果て

長田「社の方なら心配するな、老いぼれのわしには記憶と推理は出来るが、もはや君のような頑丈な足がない･････････生きた歴史を作る足がない･･････････････････」
竜造寺「･････････あなたの足になら、喜んでなりましょう･･････五島少尉に秘められた‶昭和史の謎〟を歩いて来ます!」

老兵と若手の記者魂コンビいいね！


『昭和史の謎』の鍵を握る男は、瀕死な上、命を狙われていました。
息子マサユキは、自分の生い立ち含む過去を聞く時間を確保するために――

マサユキ「お願いですっ、ミスター・トウゴウ!!」
　「父を守ってください!!父を狙ってくる連中の手から、父を守っていただきたい!!」
ゴルゴ　･･････････････････

明らかに護衛の依頼。
他の話だと「襲撃者の抹殺」は受けるけど、「特定人物の護衛」は断るのよね。
でも今回、ゴルゴは引き受けました。


五島が過去を話すところに同席できた竜造寺。
記者魂でミッション・コンプリートですなぁ

竜造寺「さすがにゴルゴ13ですねえ!最後まで敵を一人たりとも五島少尉には近づけませんでしたよ!」
長田「しかし･････････」
　「この男が、よくそんなガードマンのような仕事を引き受けたもんだなあ･･･････････････」

そうだねーふしぎだねー

長田　･･････････････････
竜造寺「ど、どうかしたんですか長田さん!」
長田「見たまえ･････････よく、ゴルゴ13の顔を見たまえ!･･････五島少尉に･･････五島少尉に似ていると思わないか!?」

えっ

竜造寺「あっ!!」
　「な、長田さん!!」
長田「うむ･･････」
　「五島少尉には、もう一人息子がいた。･････････貴之という息子が････････････」

ま　さ　か


これは世界的スクープのチャンス･･････！

長田「それをさぐる事はへたをすると･････････生命を賭ける事にもなりかねない!!･･････」
竜造寺　･･････････････････
長田　･･････････････････

　「行くか?････････････」
竜造寺「ええ･････････やってみます!!････････････」

その後、竜造寺の行方を知るものは誰もいなかった･･････

通常のルールから外れた依頼受諾に意味深な発言、
長田と竜造寺の記者魂も燃えるしルーツ編で1番好き。

波止場を我が手に

ニック「ち、ちきしょう･･･と、とんでもない奴を相棒にしちまった･･････」

m9(^Д^)ﾌﾟｷﾞｬｰwwwwww
チクリ屋ごときが全てを牛耳ろうなんて甘い甘い、おしるこよりも甘いわ

地獄からの生還者

キース「ゴルゴ13、今度会った時にはきっと思い知らせてやるぞ･･････」
　「俺のつくりあげた‶悪魔の軍団〟の恐ろしさを、な･･･!」

『悪魔』は退治されるものに決まっておる


案の定――

キース「ま、またしても･･････またしてもや、やつのために･･････!」

前回も今回も、やられてからゴルゴだったと気付く不運。
せめて対峙する前にわかって･･････どう考えても結果は同じだった。



『昭和史の謎』は作中最大の謎と関係が･･････？「蒼狼漂う果て」、
『頭のきれる戦略家』が大活躍(笑)「波止場を我が手に」、
某歴史的事件を題材にした「地獄からの生還者」を収録！