今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

幸せの研究 山崎武也 2005年4月18日 PHP研究所

2015-03-23 07:19:22 | 108円
御手手のシワとシワを合わせて無慈悲の咆哮。

1998年9月の『幸福の条件』を改題した文庫。7年経って「改題」のみ。見せてもらおうか、17年前の本の内容とやらを!
第二章 仕事・働きがいについて
仕事に集中して気楽に
ルールがなかったら、どのようにして遊ぶべきかについてさえも、わからない。ルールは指針である。ルールの中で「なんとかしていく」のが面白いのだ。仕事の場合でも同様である。仕事が与えられて、大まかな指針が示されている。それに従って努力をしていけば、なんとかなるのである。
「なんとかして仕事の能率を上げろ」と言われて皆困ってるんだよな・・・「これだけはすんな」「これはこうだからできない」をはっきり出しておいてくれれば「(それ以外で)なんとかしていく」と思うんだけど。
俺は下手な鉄砲でどんどん言う。鬱陶しがられてる気がしないでもないけど、それが偉い人の仕事だよネ。
第三章 勝負・成功について
人生レースに参加するだけ
人生には、なるようにしかならない部分がある。いくら努力しても、落ち着くところに落ち着くようになっている部分がある。その点を早くよく見極め、臨機応変に方向転換をするとか、無駄な努力を止めるとかしたらよい。
何の本だか『夢を諦めないことは簡単、諦めることの方が辛い』って感じのことが書いてあった。司法試験を諦めた人の本だったかな。
『失敗を失敗と認めないと成功することは難しい』
そんなようなことを書いてた本もあったかな。こんな2chノリの文章じゃないけど。
第八章 教養について
知らぬは幸い
ほかの人にとって「事実」は「真実」であるが、それを知らない本人にとっては、「真実」ではない。知らない「事実」は、存在していないのだから、「現実」でもない。たとえ、知らされても信じなければ、本人にとっては「虚」の世界に属することであるから、関係がない。
「知らぬは亭主ばかりなり」という状態を『夫婦に関する限りは、天下太平である』とまで書いてるけど、浮気に気付きすらしない関係は「良い関係」と言えるんだろうか。ボクにはわからないよ・・・。
第九章 お金・価値観について
資格のない自由
資格であれ肩書きであれ、自分を形容するものは、同時に自分を限定するものである。限定されないという自由は、仕事の世界でも貴重なものになりつつある。自分が資格を持っていないことは、自由に行動ができる可能性をおおいに秘めているということだ。
何かモヤる。モヤるけど文章にまとめられない。モヤった事実だけ書いておく。

年寄りが書いた本ぽいなーと思ったら著者は昭和10年生まれ。どうも「あーたは無事年寄りになったから言えるんでしょうね」っていう気持ちが残る本。


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