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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

ZEONIC FRONT 機動戦士ガンダム0079② 著/林譲治 原作/矢立肇・富野由悠季 2001年10月1日 角川書店

2018-04-21 08:04:14 | ガンダム
連邦軍の一大反攻作戦の前に、次々と防衛線を突破されていくオデッサのジオン軍。そのさなか指揮官マ・クベ司令は、味方を捨て地球を脱出。あとに残されたジオン軍は命令系統を失い壊滅的状況に陥った。マ・クベの敵前逃亡行為に、図らずも手を貸すことになってしまった「闇夜のフェンリル隊」。その責任を痛感した彼らは、自らが盾となり傷ついた友軍をオデッサから脱出させようとするのだが・・・・・・。大人気ゲームソフトの小説版、完結。
裏表紙より。
この手の小説の完結巻はたいてい最後が「完結!!」なんだけど、
『完結。』、この『。』の重さがわかるだろうか?



第一章 オデッサ撤退戦


 ただ一つだけ間違いないこと。それはフェンリル隊が左翼の防衛に回らず、マ・クベ大佐の脱出に協力したということだ。
【悲報】マ・クベ司令、全軍の指揮を放り投げて『自分だけが脱出』
それ自体はまぁ仕方ないよ?
総司令が捕虜はまずい
でも、後の命令系統について何の指示も出さなかった結果は・・・・・・ご覧の有様だよ!


とりあえず各部隊の指揮官クラスが基地に集結し、
臨時の指揮官代行を決定後最低限の命令系統を整備
(敗走・撤退した)部隊が1つの基地に集まって来たことで、
どうにか戦線を維持出来つつはあるものの――
 ただ職業軍人として、彼は現状が長続きしないことは理解していた。なるほどいまはようやく戦線が混乱を脱しつつある。だが所詮それは応急処置でしかない。外部からの補給はなく、戦闘に必要な物資は鉱山基地の備蓄で対処するよりなかった。そう、補給の切れ目が戦闘の切れ目である。
\(^o^)/は時間の問題・・・・・・?


まだだ、まだ終わらんよ(グラサン並の感想)
 しかし、状況は意外な所から動きはじめた。それはミガキによりもたらされた。
「ユーコン級潜水艦?」
【朗報】『脱出用の潜水艦隊が来る!』


「そうか、それはいい。我が軍は助かるぞ! しかし、整備班長、どこからそんな情報を仕入れたんだ?」
「なに、ごく単純なことです。マ・クベの逃亡の混乱で上に伝わっていなかったようですけど、潜水艦のことは補給部隊に連絡がいってました。そして整備部隊と補給部隊は一心同体、そういうことです」
整備の連中とは仲良くしておけって育児放棄ハンターも言ってた


そんなわけで
「先に我々は知らなかったとはいえ、総司令官の脱出に手を貸す結果となった。不本意ながら我々は友軍の戦線崩壊に手を貸したことになる。
 だが今回の任務はそれに比べるとはるかに意義のある作戦だ」
ミッション:友軍の撤退を支援せよ!


その頃の連邦軍はエイガー少尉――
 エイガー少尉にはもはや手段はなかった。目の前に『闇夜のフェンリル隊』がいるにもかかわらず、彼はそれに対して手を出すことができないのだ。
エイガー少尉、MS開発のためジャブローに転属命令
散々前線回らせておいて、ちょっと前線が連邦優位になったらこれ
現場の人間は大変ですお


因縁の敵に味方のせいで『手を出すことができない』ぐぬぬ
「だったら、一刻も早くジャブローに移動し、戦争が続いている間にモビルスーツを完成させることだな」
 エイガー少尉は生まれてはじめて、地球連邦軍という存在に憎悪に似たものを感じていた。
ところで指揮官の死亡原因は後ろから撃たれる率が高いそうですよ上官殿
※エイガー少尉は何もしませんでした


現在フェンリル隊は全兵力(ザク6機+レンチェフ少尉のみグフ)で
基地に侵攻する連邦軍を撃退中
「まったく、作戦らしい作戦もないのか、あの連中は!」
戦いは数だよボウヤ(ニッコリ)


友軍も鉱山基地に色々『仕掛け』をしました
「地雷ってのは戦車仕掛ける兵器じゃないんですよ。地雷ってのは、敵兵の心に仕掛けるものなんです」
工兵隊、有能
「ガンダム」だけど両陣営こういうMS以外の兵器が結構活躍する作品


隙を生じぬ2段、いや3段構えの地雷原で混乱した戦車部隊に、
ニッキのザクがさらに効果的な追い撃ち!
 キャリアはともあれ、この部隊では彼も先任士官の一人となっている。だから新たに加わったパイロットにフェンリル隊がどんな部隊なのかを実戦で見せねばならなかった。自分の失敗はもはやニッキ・ロベルト少尉個人の失敗ではない。それはフェンリル隊全体の能力として評価されてしまうのだ。
ニッキ、有能


ここまで戦死者0のフェンリル隊
しかし指揮官のゲラート少佐はお気楽ではいられません
 特にフェンリル隊規模の部隊では、指揮官はすべての判断を自分の才覚で処理しなければならなかった。それは自由裁量の大きさを意味していた。だが自由裁量の大きさには、それに匹敵する責任も付随していた。ゲラート少佐は自分の責任を回避しようとは思っていない。ただ自分の決断に対して、何等かの客観的な確信が欲しかったのである。
参謀役がいれば心労がマシになるだろうけどないものねだりよね(´・ω・`)


あとは戦車隊に橋を渡らせれば脱出支援任務完了だお!
ギリギリのところで連邦軍の攻撃があったものの何とか撃退、
よーしあとはスタコラサッサだぜ
「馬鹿の集まりか、連邦軍ってのは!」
うん、そうだよ?


しかし、なんということでしょう
その『馬鹿』がヤケクソで橋を破壊したせいで、
ニッキ、ル・ローア、オースティンのザクは置き去りにせざるを――
「あぁ、かまわんとも」
これがいわゆる戦場の絆である
マ・クベには一生わからんでしょうなぁ



色々読んではいる、読んではいるが夜更かしして読んでいる結果、
朝起きられねーんだなこれが( ^w^)





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