今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

相棒season10上 脚本・輿水泰弘ほか/ノベライズ・碇 卯人 2013年9月30日 朝日新聞出版

2017-10-08 08:39:13 | 相棒
仮釈放中に投身自殺した男の遺書の中で名指しで罵倒された神戸尊が、杉下右京と共に事件の再捜査に奔る「贖罪」、女流歌人に頼まれて毒物入りの小瓶を調べるうち、彼女の婚約者の死に隠された真相が浮かび上がる「晩夏」、小馬鹿にしたような振る舞いで捜査員を悩ませるジャズシンガーの本性に迫る「ラスト・ソング」など6篇を収録。《解説・本仮屋ユイカ》

《連続ドラマ大10シーズンの第1話~第6話を収録》
裏表紙より。
9下を書いたのが1年以上前・・・・・・だと・・・・・・?



第一話「贖罪」


「あなたはいつも急です。ぼくと別れた時も急でした」
今回の件はともかく、
そっちの時は何かしら前兆があったはずなのですがねぇ?


とある自殺した男が持っていた『遺書』には、こう書かれていました。
<俺は断じて殺してない。俺は警視庁の神戸尊を絶対に許さない>
穏やかじゃない文面ですなぁ


自殺した男・城戸充は15年前にストーカー殺人で有罪となっていました。
その事件の被害者は神戸の友人で、
ストーカー被害の相談を受けた神戸が城戸に警告し納まったかに思えた直後・・・・・・

殺人事件発生後、警察に疑われた城戸は逃亡。
切羽詰まって神戸に相談し無実を訴えたのですが――
 ――騙したな!
 城戸は尊を恨めしそうな目で睨んだ。
 ――本当に無実なら何も恐れることはないだろう?
あとは御覧の有様だよ
神戸も傍聴及び検察側の証人として出廷もした裁判では、
結局有罪判決出てんだから逆恨みもいいところですなぁ


まー変な感じだし(どーせ暇だし)、当時の件を調べてみると・・・・・・
「偶然でしょうかねえ・・・・・・」
城戸の事件に関わった刑事、検事、判事(2人)の合わせて4人が、事件の翌年に退職。
特定の事件の関係者が4人もねぇ偶然だねぇ


捜査を進める中、これまた偶然当時の捜査資料を入手。
しかし、それに記された城戸の供述内容の印象を正直に言えば
 その部分を読み上げた米沢は正直な感想を漏らした。
「残念ながら典型的な作文と言わざるをえませんなあ。警察が現場検証で得た事実と辻褄が合うように、被疑者の供述を誘導した」
なんということだぁ


現実味を帯びて来る『冤罪』という可能性。
この一件は内村刑事部長の耳にも入りました。
「われわれの手できちっとした結果を出すんだ。今はね、そういう襟を正す態度が国民にウケるんだよ」
キャー内村サーン
冤罪を揉み消すような姑息なことはしないんだよ


「ああ、はあ・・・・・・」
 戸惑いを隠せない中園に、内村の言葉が飛ぶ。
「もし冤罪だったら、君が会見で素直に謝ればいいじゃないか」
よろしくーm9(^Д^)


真犯人の目星もついてきたですぞー
「俺がやった。いいだろう? これで」
あらあっさり解決した


第一話、完ッ
「何か裏がある」
「同感です」
 右京は険しい表情ながら、さらりと答えた。
もうちっとだけ続くんじゃ


「おい、無罪が確定しちまったな。見ろよ、なかなか洒落た見出しだぞ。‶冤罪の上塗り 警察の勇み足〟だとさ」
なん・・・・・・だと・・・・・・?


右京さんの推理に論理的な穴は無く、物証さえあればという状態。
しかし、事件があったのは10年以上前。物証など望むべくもない・・・・・・
「もはや打つ手なし。そういうことだろ? さすがのあんたも今回ばかりは諦めるしかない」
 そんな角田をジロリと見た右京は、
「ぼくが諦めると思いますか?」
 そう言って宙を睨んだ。
だよねー


全ての屑共にトドメの一撃を放って一件落着。
しかし城戸はもう・・・・・・別の『結果』はなかったのでしょうか?
「わかりません。変わっていたかもしれないし変わらなかったかも。ただ、ひとつ確かなことを言えるとしたら、もし今ぼくに十五年前と同じことが起こったら全力で手を差し伸べるでしょう。昔みたいに警察を全面的に信用してませんから。正義なんて簡単に歪められるって知りましたから」
正義の正義で正義による正義


「警察官だったのに、俺は警察官だったのに・・・・・・」
(´・ω・`)





第二話「逃げ水」

 暑い。とにかく暑い。今年の残暑は異常を通り越している。もう十月だというのに、このところまるで真夏のような日が続いている。
毎年何かしら異常気象だって言ってる気がする。
つまり真実はね、「いつから過去の気象が正常だと錯覚していた?」


「ご心配なく。そのために彼がいます」
亀山と違って神戸は運転が荒いからなー
パシリくらいにしか使えないんだわー


「犯人が謝罪してくれることを祈る。被害者遺族にできるのはそれだけなんですねえ」
 尊がそれに応ずる。
「でも、その祈りが届かなかった時は、復讐という選択肢もあるかもしれませんね」
殺人(傷害致死)の加害者だった人間が他殺体で発見。
刑を終えたとはいえ反省の態度を示していたとは言い難かった様子。


被害者遺族による『復讐』なのでしょうか?
「まさかこんな手に出るとは」絶句した右京は尊を振り返った。「神戸君、急ぎましょう」
右京さんだって・・・・・・想定外なことぐらい・・・・・・ある・・・・・・


「残酷だとは思わないんですか?」
「それに耐えられないなら、人に罪を問うべきではない。ぼくはそう思っています」
強くあらねばならぬ





第三話「晩夏」

「いいんです。別に今、痛んでるわけではありませんから」
みんなそう言うんだ


女流歌人・高塔織絵と知り合いになった右京さん。
余命宣告を受けていた高塔が身辺整理をしていたところ、
若い頃服毒自殺した婚約者の遺品に、毒入りの瓶が隠されていたのです。
「青い毒の小瓶の謎、解いていただけます?」
 「やってみましょう」
警視庁特命係、その依頼確かに引き受けたぜ!


小瓶はなぜ隠されていたのか?
ひょっとすると婚約者は自殺ではなかったという可能性も・・・・・・
「彼女はずっと自殺だと思っていたかつての恋人が、他殺だったかもしれないと初めて疑いを抱いたんですよ。本来だったらば最も知りたいのは、毒の小瓶の謎ではなく、誰が恋人を殺したのかということだとは思いませんか?」
これは『言葉の綾』やろメンドクサイわぁ


40年以上前の事となると調べるのはなかなかに大変ですなぁ
「神戸君!」
「な、なんですか?」 尊はまた右京の迫力に後じさった。
「きみ、意外に根気強い」
まさかきみごときがそこまで頑張れるとは(悪意)
「贖罪」の経験から警察官として初心に返っているのかもしれない。


聞き込みから当時の状況や関係者の性格を知った右京さんは、
小瓶について筋の通った推理ができましためでたしめでたし
「神戸君」
「はい」
「いいことを訊いてくれました」
神戸大活躍(?)回


「嘘だ。嘘だ・・・・・・」
救いが無ぇ・・・・・・





第四話「ライフライン」

「うーん、なぜ神戸警部補殿がここにいるのかが気になります」
 皮肉たっぷりの伊丹に、尊が笑って応えた。
「アハッ。一応、あの方の部下ですから。セットだと思ってください」
※特にブレーキにはならない


小さな運送会社(経営真っ赤)の社長が殺されましたよ
「え? ヤミ金って非通知にはしないんですか?」
「借り手が自殺や事件を起こした場合、あからさまに怪しい履歴は捜査対象になりますからねえ」
今日の豆知識。
なお今回はしっかり捜査対象になる模様。


「忙しい?」
まさかのパターン破り


「冷静に聞いてください。この業者はヤミ金融だと判明しました。したがって借金は元金も利子も、そちらに返済の義務はありません」
これで借り放題の踏み倒し放題って考えるようなら遠からず沈む(物理)


 ――ありがとうございます!
中小企業の闇は深い・・・・・・





第五話「消えた女」

「いや、そうはいっても特命係は私立探偵じゃ・・・・・・」
 言いかける尊の脇で、右京が即答した。
「わかりました」
「そう言うと思った」
無駄な抵抗は止めたまえm9(^Д^)


「知ってるんだ」
右京さんの『守備範囲の広さ』は元阪神赤星も真っ青なレベル
コナンなら「ハワイで親父に」で全部解決するのに


「ヤバい捜査は特命任せかよ。黒いなあ」
 三浦がそう言うと、いつにも増して悪どい表情の伊丹は捨てぜりふを吐いた。
「立ってる者は特命でも使え、だ」
汚いなさすが捜査一課きたない


「フッ、今回みたいなことはないに越したことはないけどね」
お約束の『フッ』きましたー
マイナス50ポイントでーす





第六話「ラスト・ソング」

「彼女は一筋縄ではいかないかもしれません」
容疑者・安城瑠理子は通称『ミス・アンルーリー』(『ルール知らず』)。
その言動には流石の特命係もタジタジ?


「何してるんですか?」
 尊が声を落として注意した。
「開いてました」
「開けたんでしょ」
いい加減神戸は言うだけ無駄だと気付くべきだよ


『伝説のジャズシンガー』が求めたものは――
「それがあなたのしたことすべての動機ですね?」
ピタリとはまるものってあるよね



season9中巻?うん、見つからないよ


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