今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

ゴルゴ13㊵[暗黒海流] さいとう・たかを 2004年8月30日 リイド社

2017-07-30 08:39:11 | ゴルゴ13
ヒューム卿最後の事件

ヒューム「つ、ついに王室に犠牲者・・・・・・が!!」
 「I・R・Aめなんという卑劣なことを・・・・・・!!」
 「このような時に、動けんとは情けない・・・・・・!!」
英国を狙った爆破テロが発生するも、
犯行手段・・・・・・どうやって爆弾をそこに取り付けたのか不明という有り様。
そんな現役の諜報員連中には事件の解決を望めぬ状況に憤るも、
MI6前部長といえど今や病に侵され余命宣告までされた老人である・・・・・・


どっこいそこはただの老人ではないヒュームさんですぞ。
わずかな情報から事件の裏を推理し、切り札の投入を決断・・・・・・!
なお国家としての依頼ではなく、個人での依頼になるため、
今ある全財産前払い+『私の生あるうちには払えん』金を後払い。
ゴルゴ「退職者のあんたが・・・・・・・・・・・・」
 「なぜそう無理をする・・・・・・?」
ヒューム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「きみとのつきあいもずいぶん長いが・・・・・・世の中変わった・・・・・・」
英国への忠誠と自身の意地が半々くらい?
『退職者』がいつまでも口出しする状態は良い事ではないけど、
時代遅れだと一蹴するのは現役の驕りだなぁ。
長年の実務経験による『勘』は、それこそ『コンピューター』には計算できぬ。


2週間以内に、テロ犬育種所の教官バグネル及びテロ犬共を抹殺せよ!
バグネル「ゴルゴ13・・・・・・!!」
 「・・・・・・やはり・・・・・・おまえの狙いはここだったんだな・・・・・・おまえに狙われた以上、どうせ逃げられはせん・・・・・・」
 「ジタバタしては、みにくい死にざまを見せるだけだからな・・・・・・」
ゴルゴの情報を得ていたにも関わらず、部下に迎撃指示しなかったのか・・・・・・
なかなか潔い標的ですなぁ


それじゃしねぇ
バグネル「おまえのガス攻撃を予想して、犬たちはチューリンゲンの森に放ったよ・・・・・・・・・・・・」
 「今頃は、森の狼と交歓会でも開いているだろう。はははは・・・・・・・・・・・・」
ゴルゴ ・・・・・・・・・・・・・・・
むむっ、テロ犬もとい『超能力犬』アルゴスは既に逃がしただと・・・・・・


バグネルはアルゴスの力を『特殊部隊一個大隊以上の働き』と豪語。
ゴルゴ「犬は・・・・・・犬にすぎん・・・・・・・・・・・・」
バッサリである。


ところが!
バグネルを始末した後、
ゴルゴは森の中でアルゴスとそれに率いられた野生の狼たちと対決。
ゴルゴ ・・・・・・持久戦に持ち込まれては、動きがとれなくなる・・・・・・なんとかやつを誘い出さなくては・・・・・・・・・・・・
ガチで軍隊と戦っているかのような状況に。


たいした犬だ・・・・・・
ゴルゴ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも犬でした。
対抗策の卑劣さで考えると結構上位に来ると思う。


ヒュームさんのお家に小包が届いたよ。
執事のヒックスが開けたら中身はいやがらせみたいなものだったよ。
ヒックス「な、なんてタチの悪いイタズラだ!!」
送り主のGってやつサイテーねー(´・ω・)(・ω・`)ネー





ミッドナイト・エンジェル

マリー「それ!その目!」
 「女にそんな目つきするもんじゃないわよ!」
ゴルゴ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マリー「あんた淋しそうでいい男なんだからさ!」
 「そんな目さえしなきゃ、いい線いくと思うよ!きっと女の子にももてるようになるからすねちゃあだめだよ!」
アドバイス通りがんばればゴルゴも『もてるようになる』よ!


マリー「しゃあねえか・・・・・・」
前向きな性格でシリーズ上位に入りそうなマリーでした。
ヒモ野郎ロペスも陰湿さが無いんだな。




暗黒海流

高村「銃器の注文以外なら、なんでも協力する・・・・・・・・・・・・」
 「日本の事情はおわかりだろうが・・・・・・銃器類に対してあまり関係を持ちたくないのでね・・・・・・・・・・・・」
ゴルゴ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
依頼しておいて割と大事なところで協力できないって・・・・・・
で、自分で銃を調達したゴルゴだけど、
日本には荷物を偽装して郵送はできないということか。


ゴルゴの情報をキャッチした陸幕二部別班(陸上幕僚監部)は、
無謀にもゴルゴに仕掛けて案の定返り討ちに。
榊 どういうつもりかは知らんが・・・・・・・・・・・・
 いずれこの決着はつけてやる!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・
陸幕二部別班を指揮する榊一佐。
偶然ゴルゴを発見したのでとりあえず尾行をつける
→尾行が殺されたからゴルゴは敵に違いない!
で、この様なのに・・・・・・バカか(´・ω・`)


榊は警視庁公安部長の倉本と、内閣調査室室長の高村に協力要請。
「ゴルゴ13逮捕にご協力いただけるんでしょうな、高村さん・・・・・・?」
高村「ええ、よろこんでお手伝いしましょう・・・・・・・・・・・・」
マカセテクレヨ


戦時に沈められた船に積まれていたはずが行方不明となった財宝、
それを『いただいちゃった』ことで日本の政界の『妖怪』になった男・木暮。
今になって『ことの真相』が広まると、日本は国際的にやばい系であります。
高村「・・・・・・それを防ぐには・・・・・・先生に死んでもらうよりない・・・・・・」
 「そう考えた人間がいてもふしぎはないでしょう・・・・・・」
木暮「それで・・・・・・ゴルゴ13に依頼したのか・・・・・・?」
高村「想像ですよ、あくまで仮定の話です・・・・・・」
(・∀・)ニヤニヤ


木暮「国を憂えればこそだ!日本はいつアカに侵略されることになるかわからんのだぞ!このせまい島国に1億1千万人もの人間が住んでいて、」
 「しかも、石油も食料も自給できん!・・・・・・・・・・・・」
 「それを確保するためには、やがて軍隊を必要とする時がくるのだ!!」

高村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「また、戦争を始めるつもりなんですか?」
木暮「日本国民が飢えるようだったらな!!」
高村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
木暮 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『戦争』という名の口減らし政策ですねわかります
過労死を止めるつもりはない残業上限は緩やか(?)なソレなんじゃね?
年金納めて貰う前にくたばってくれるのが理想やねん・・・・・・
若い頃からの長時間労働で結婚する暇もなければ完璧やね!!!!!


木暮「まず、いい度胸だとほめておこう・・・・・・しかし、わしの命令なら、どんなことでもやろうという男が大勢いるんだ・・・・・・・・・・・・」
 「わしを敵に回して長生きはできんぞ・・・・・・・・・・・・」
 「ゴルゴ13への依頼を取り消せ!!」
高村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「失礼します・・・・・・・・・・・・」
木暮「き、き、きさまーーっ!!」
m9(^Д^)
小便はすませたか?
神様にお祈りは?
部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?


厳戒態勢を破る役を、依頼人高村は見事果たしたのでありました。
高村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
依頼の本当の理由、ゴルゴは気付いていたんだろうか?
おそらくイエスである・・・・・・目でわかったに違いない。





橋は崩れた

シャローム「信じられないかもしれないが、簡単な物理学の原理ですよ・・・・・・」
 「共鳴です。」
一糸乱れぬ行進のせいで橋が落ち、27人もの死者が出る大惨事。
集団行動も法的に規制しよう(心配性)


崩落事故発生時、実はもう1つ信じられない事件が起きていた!
政治的駆け引きで公式な捜査はできなくなってしまったものの、
このままじゃ現場の『刑事根性』がおさまらないぜっ!
ド・ヌーブ「ここだっ、ここから狙撃者はシャルマンを撃ったんだ!!」
 「し、しかし・・・・・・・・・・・・そ、そんなことがっ!?」
 「そんな狙撃方法が人間わざで可能なのか!?」
だってできちゃったんだもの ごるご



さらばヒューム・・・・・・さん・・・・・・「ヒューム卿最後の事件」、
ゴルゴがモテ男講義を受ける「ミッドナイト・エンジェル」、
戦時に生まれた『妖怪』退治「暗黒海流」、
ありえない事態にも納得せざるをえない「橋は崩れた」を収録!


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