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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

相棒―劇場版Ⅲ― 大石直紀 映画脚本/輿水泰弘 2014年3月11日 小学館

2016-05-28 06:02:01 | 相棒
 東京から三百キロ離れた絶海の孤島、鳳凰島。実業家が個人所有しているこの島では、元自衛隊員たちで組織されるグループが共同生活を送っていた。ジャングルの中を駆け回り、実戦さながらの訓練を繰り広げる「民兵」集団の中で、ある日、死亡事故が発生。特命係の杉下右京と甲斐亨に現地での調査が依頼される。
 二人が島に渡るにあたっては、事故の調査だけではなく、実は島で訓練するグループにまつわる「妙な噂」を確かめるという密命も帯びていた。
 気の進まないまま上陸した二人だったが、右京は事故現場を見て、すぐにこれが殺人事件だと確信を持つのだった。
裏表紙より。
劇場版3作目のノベラーイズ!!



第一章 要請

「白兵戦で、エンピは頼もしい武器となる」
「みんな エンピは持ったな!!」
「行くぞォ!!」
※『エンピ』=スコップ。『自衛隊用語』。


「通称、鳳凰島。八丈島から、船で四十分くらいで渡れます。地権者は民間人です。つまり、島全体が私有地ということになります」
「牧場でもやってる島なんですか?」
 自分のデスクの前の椅子に腰を下ろしながら、亨が質問した。
「いや、それがちょっと特殊な島でね。民兵が住んでるんですよ」
(´・∀・`)ヘー
で、その島には『よからぬ噂』があるので、島で起きた事故死にかこつけて、
誰か内情を調べてくれないかなー(ちらっ)って感じの神戸でした。
右京さん(と亨)を利用しようとは、したたかな奴め!


「それでもし確証が得られれば、正式に捜査員を送り込みます」
「マジッすかあ」
 亨は、椅子の背にもたれながら苦笑した。
「むちゃぶりもいいとこっしょ」
「ああ、言い忘れた」
 尊の顔に、わざとらしい笑みが浮かぶ。
「このむちゃぶりは、俺じゃありませんから。次長です」
つまり・・・・・・亨、m9(^Д^)プギャーwwwwww

流石の右京さんも、この『要請』には『業腹』・・・・・・とはいえども、
「確かに気にはなりますねえ」
「ええ~」
m9(^Д^)プギャーwwwwww
そんな訳で、特命係は鳳凰島へ。



第二章 上陸

 ――いったいこの何が杉下さんのアンテナに引っかかったのだろう。
『乗り込むきっかけ』であるところの事故死をまともに調べ始める右京さん。
『特別に長期訓練中だった』男・岩代が、馬に蹴られて死んだだけの話ではない・・・・・・?


 これは何か裏があるのかもしれない、と内村は思った。
そこに気づくとは流石内村サン!




第三章 疑惑

「イカレた連中と思われてるのは百も承知ですから。でも、私から見れば、国防を真剣に考える者を色眼鏡で見る人たちのほうが、よっぽどイカレてるように思いますけど」
『唯一の女性隊員』・高野志摩子の主張。
端からは『兵隊ごっこ』に見えても、
『隊長』・室司をはじめ、元自衛官である隊員たちの想いはガチの模様。



「稼いだ金をできるだけ国家に還元したかった。それも、できるならば国防という分野に役立つ形で」
 ――国防・・・・・・。
 亨は顔をしかめた。
 即応予備自衛官を自分の会社に雇い入れることはともかく、絶海の孤島に民兵を住まわせて兵隊ごっこをさせることがどう国防に役立つのか、理解ができない。
この島の『スポンサー』である若狭もまた元自衛官で、室とはその頃の同期。
かつての同志に協力・・・・・・といえば聞こえはいいけど、亨に同意。
意味がわからない。ソレスタルビーイングでも創りたいのかと。



「僕自身いささか戸惑っています。まさかこんなことになろうとは」
「事故じゃないってことは・・・・・・、殺し?」
「となると、見過ごすわけにはいきませんからねえ」
「事故ではない」ことをもう確信している右京さんでありました。
一体この島では何が起きた、いや、起きているのか?




第四章 援軍

「杉下右京という人物は、実はいささか問題がありましてね」
 口許に笑みを浮かべながら峯秋が説明する。
「詮索癖があるというか、妄想を膨らませて勝手に捜査を始めるんですよ。我々も手を焼いているんです」
困ッタ子ヨネー(しれっ)


鳳凰島に刑事を派遣した件について、島に関わっている議員から抗議を受けたのですが―
 ――計画は、なかなかうまくいっているようだ。
 峯秋は心の中でほくそ笑んだ。
策士・・・・・・!


「次長の狙いは、ミイラ取りがミイラになることです」
なるほどドンピシャ、こりゃーほくそ笑む訳だわい。
「ミイラ化」を期待されたトリオにとっては迷惑な話だよ!



「ハッピバースデー、ディア悦子~。ハッピバースデー、トゥーユー!」
88888888
で、問題の兵器を起動させればいいのかな?



<もしお忙しいようでしたら、諦めて他を当たりますが>
「ああああ、待てよ。すぐに諦めるな、お前らしくもない」
 杉下の頼みは面倒くさいが、絶対に無駄にはならない。捜査の役に立つのなら力を貸すのはやぶさかではない。それに、特命係が動くと、必ずと言っていいほど警視庁内に波風が立つ。それを見るのもなかなか面白い。
「暇か?」もとい角田課長の協力理由。
自分自身にやましいことがないから、『波風』も『面白い』と思えるんだろうね。




第五章 捜査

 ――生き残るためには寝返りも必要だ。
はぁー・・・・・・(溜息)


右京さんと亨は捜査を進めるも、
警察庁と防衛省の駆け引きがどうこうでややこしい事態に。
結局全ては有耶無耶にされてしまうのか・・・・・・?




第六章 隠滅

「手ぶらでは帰りませんよ」
特命係に絡まれた時点で、既に詰んでいるのだ!




第七章 真相

「あなた方は、重い病に冒されている」
「あなた方こそ冒されてますよ」
身を滅ぼすは、『重篤な病』か『流行り病』か。
少なくとも『流行り病』はオコトワリだな。
「国防」のために「国民」を殺してちゃ何にもならねぇだろ常識的に考えて。

「「国」とは・・・」「一体何であろうか?」
「私は」「「人」だと考える・・・・」

まぁその手の人らは、「賛同しない者は非国民」で通すんだろう。
そういうのは心得違いの「非心民」だわさなんつって。



○まとめ
・確信犯コワイ
・ずっと峰秋のターン
・それと比べて亨の印象は歌が8割

さぁ10%引き券だ!


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