今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

迷信なんでも百科 ヴァルター・ゲルラッハ 畔上司訳 2000年7月10日 文藝春秋

2015-05-13 07:37:46 | 雑学
「科学技術、テクノロジーの時代」といわれる現代。しかし、洋の東西を問わず、人びとの心の中にはいまなお、古来の迷信が根づよく残っている。恋愛と結婚、人体と病気、曜日と季節、動植物、数字・・・・・・項目ごとに関連する迷信や言い伝えを紹介し、これまで西洋人がどんなことを信じてきたかを網羅した<西洋版おまじない事典>。
裏表紙より。
原書は1998年「DAS NEUE LEXIKON DES ABERGLAUBENS」。
・・・合理的でお馴染みのドイツ産の迷信本・・・だと・・・。



第一部 人間
第1章 恋愛と結婚

若返り
「若返りの泉」に飛び込む・・・『伝説の中にしか存在しない』から無理。
ヘビの肉を食べる・・・これもヘビを食べる習慣が無い日本人には難しそうだ。
他になんか無いんです?
3 かなり過激な話だから、覚悟して読んでほしい。
はい、ストーップ!
心の準備はいいですか紳士淑女共!
3
2
1
はいっ!
老人は、鍛冶屋で全身を粉々にされたあと、牛乳が一杯に入ったたらいに放り込まれると、必ず若返る。
この情報は1日、いや1秒でも早く日本中に広めるべきだな。
「たらい」と「たらいを一杯にする牛乳」なんて1諭吉で足りるだろう。あとは鍛冶屋さんの手間賃だけど、日本の未来を見据えた良心的な価格設定をお願いしたいところ。
こんな簡単なことで高齢化社会が解決するなんて、今すぐ実行するしかない!



第2章 人体と病気

髪と毛

 聖書の『列王記Ⅱ』第二章第二十三‐二十四節によると、「彼が道を上がっていくと、この町から小さい子どもたちが出てきて、彼をからかって、『のぼってこい、禿頭。のぼってこい、禿頭』と言ったので、彼は振り向いて、彼らをにらみ、主の名によって彼らをのろった。すると、森の中から二頭の雌グマが出てきて、彼らのうち、四十二人の子どもをかき裂いた」
彼=預言者エリシャ
「カミの声を聞く者」だけにカミが大事か・・・ろくでもねぇな!


 人類が痔に苦しむようになった由来を、旧約聖書はこう記している。昔、ペリシテ人がイスラエル人を打ち負かし、神の箱を奪ったとき、主はペリシテ人に腫物ができるようにした。「町(エクロン)の叫び声は天にまでのぼった」(『サムエル記 第一』第五章第十二節)
日本人の1/3とか、世界の8割とかいう情報が出てきた。
(参考:痔の人ってどれくらいいる?|痔の事典)
主を侮辱したペリシテ人の末裔は仕方ないよねー・・・違うならぶちころすぞ(´・ω・`)


民間療法

 以下に挙げる療法はすべて、昔の文献からの引用であって、著者が勝手に考え出したものではない。
民間療法ってのは、「ネギを額に貼る」とか「茶碗の上に箸を十字に置いて水を飲む」とか、そういう類の・・・
●眼病・・・・・・生きているネズミの目を取り出し、一本の糸に通して首からかけておく
な、なん・・・
●寝小便・・・・・・四つの方法がある
①ネズミをつかまえて殺し、ゆでて柔らかくする。そして肢を一本取り出し、寝小便をする人に食べさせる
・・・
●はしか・・・・・・二つの方法がある

②ネズミをあぶって食べる
ネズミに厳しすぎるだろ。3回もお命頂戴。まぁ全体的に動物に厳しいけど。
執拗なネズミへの厳しさはディズニーランドの苦戦にも関係あるに違いない。
(参考:どうしてパリのディズニーランドは経営が苦しいの?-舞浜新聞


第三部 魔術
第8章 天使と悪魔

吸血鬼

 血には特別な力があると、なぜ考えたのか?「デュッセルドルフの吸血鬼」と言われたペーター・キュルテンは、尋問の際にこう語っている。
「わたしには血が流れる音が聞こえるのだ。血は非常に重要だ。単に首を絞めるだけでは射精することはできない。やってみればわかることだが、たとえばガチョウの首を切り落としてみれば、血の音がかすかに聞こえてくるのだ」
gkbr・・・
嬉しそうに話すところが思い浮かぶところがまた怖い。
きっと「とりあえずビール」的なノリだったに違いない・・・
「とりあえず君たちもガチョウあたりの首を切ってみるといいよ!」


第四部 自然
第11章 曜日と季節

数字

 数は近ごろ、「宇宙を解釈する基本であり、将来の吉凶を占うヒントとして非常に適した手段である」と見なされるようになってきている。
hmhm。
10 完全性の象徴。最初の数四つの合計である(1+2+3+4=10)。このことをピタゴラスはとくに重視した。
合計だから『完全性の象徴』なら、『合わさった力の象徴』である「5」を抜きにしては語れないんじゃないの・・・なんて、『あくまでも、標準的な説』だから仕方ないな。



「迷信なんてくだらねぇ」と一蹴するのは簡単だけど、今でも人の行動に影響を与えている可能性を否定できないのは怖いところ。
下手に踏み入るのは危険な領域と言える・・・あーここがネットでよかt


コメントを投稿