今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

飲んではいけない飲みもの飲んでもいい飲みもの 渡辺雄二 2011年3月15日 大和書房

2015-12-12 06:03:29 | 健康
お茶飲料、紅茶飲料、コーヒー、炭酸飲料、栄養ドリンク、
野菜・果汁ジュース、スポーツドリンク、トクホ、乳飲料、
ゼリー飲料、ミネラルウォーター、アルコール・・・・・・。
あらゆるジャンルの飲みものを徹底リサーチ!
「香料が添加されたお茶」「添加物が大量に入ったダイエット飲料」
「実は身体に悪い豆乳」など、本当はお勧めできないものが多い。
その一方で、安心して飲める良品も少なくない――。
これで問題なし! 飲みものパーフェクト・ガイド!
裏表紙より。
『パーフェクト・ガイド』って言葉をゲームの攻略本以外で見るとは思わなんだ。



プロローグ

▶体内で「異物」となる合成甘味料

 これらの合成甘味料をふくむ飲みものを飲んだ人からは「まずい」「苦甘い」という声をしばしば耳にします。「スクラロースが入ったヨーグルトを食べたら吐いてしまった」という人さえいます。
そういう客がいっぱいいるんなら、商品は市場から駆逐されるんじゃないの?



第1章「飲んではいけない」飲みもの

コカ・コーラ
●コカ・コーラ カスタマーマーケティング
コカが香料に使われているかも?
『コカ』・・・・・・『麻薬(コカイン)の原料となる植物』
ええーマジでー

 そこで、日本コカ・コーラに問い合わせると「香料の内容については教えられない。天然香料をいくつもブレンドして使っている」といいます。ということは、コカを香料に使っている可能性もあり得るということです。そして、仮に使っていたとしても、制度上は問題ないのです。リストに載っているのですから。それにしても・・・・・・。
『リスト』・・・・・・『厚生労働省が出している天然添加物のリスト』
「マクドナルドは猫の肉」並の屁理屈だと感じるのは俺だけ・・・・・・?

で、コカ・コーラを調べたらこういうの出てきた→tokoharu
注目は「project」の特集3「コカ・コーラの本性に迫る!」
現在でもコカ・コーラ社は、この風味剤の成分と調合法は2人の重役しか知らないと公言していますが、
残念ながらその正体は割れています。現在のコカコーラの主成分は、砂糖・カラメル・カフェイン・リン酸
(酸味料として記述してある)・ライム・バニラ(成分表示には香料となっている)です。
ちなみにコカの葉はすぐに処方から落ち、コーラナッツの抽出物の代わりに高純度のカフェインを用い、
酸味料は当初クエン酸でしたが、やがてずっと安価なリン酸に変わりました。
・・・・・・こちらのHP、最終更新が2003年なんですけど
つまりこの本が出版される8年前には、こういう情報を入手できたということ。

ネットで拾える情報はどれも「今は入ってない」だし、
そもそも「コカ」自体は「コカ茶」なるものがあるくらい。
もちろんコカインにするための処理はしないのでフツーの飲みもの
「コカ茶」でググると飲んだことある人のブログが何件も出てくるから、
その人たちが全員麻薬的に(゜∀゜)アヒャっているかは自分の目で確かめてね!

要は「薬も過ぎれば~」ってことでしょうよ。
いわゆるカゼ薬だって「眠気が云々~車の運転やめろ」って注意書きがある訳で。



さて、この本に話を戻すと・・・・・・
・「コカ」とはコカインの原料である
・日本における「コカ」の添加物としての使用は法的に禁止されていない
・コカ・コーラには「コカ」が入っているかも?
・ドン引きだね~

こういう主張な訳よ・・・・・・なんだこれ。
まとめてみたらこの本にドン引きなんですけどー!


で、まだコカ・コーラへの非難は終わっていない。
 酸味料は、リン酸が使われています。リン酸をとりすぎるとカルシウムや鉄の吸収が悪くなることがわかっています。このほか、神経を刺激するカフェインが添加され、糖分は1本(500ml)あたり約56gふくまれます。
とりすぎると』・・・・・・便利な言葉だとは思いませんか。
なんだってとりすぎればよくないんですから。
糖分は数値を示している(これは確かに多い)のに、
リン酸は数値を示さないのがまた・・・・・・姑息だと思う!



主張の内容はこの様だし、「本の構成」も変なんだよな。

第1章 「飲んではいけない」飲みもの←言いたいことはわかる
第3章 「飲んでもいい」飲みもの←言いたいことはわかる
第4章 安全な飲みものの知識を知っておこう←言いたいことはわかる



第2章「飲んではいけない」と「飲んでもいい」の中間の飲みもの←は?




あらゆる『飲みもの』を名指しで「これはトンデモナイ飲みものだ!」と主張する割に、
その内容は「かもしれない」という可能性の話が多すぎる
「かもしれない」でボロクソに書いてんだけど大丈夫なのこれ。

著者が親の仇のごとく添加物を嫌っているのはわかった。
じゃー誉める方はどうかというと、『とにかくおいしい』て。
ただの感想じゃねーか!
「ペットボトルの材質」を誉めたケースも意味がわからない。
そういう情報は期待してねーよ!

食品に関心を持つのは大事なことだと思うけど、
この本は内容がトンデモで参考にならない
そういう本を何冊も書いてる人みたいだけど、全部スルー決定だわこれ。