今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

相棒 season3 上 脚本・輿水泰弘ほか/ノベライズ・碇 卯人 2008年10月30日 

2015-03-19 07:30:09 | 相棒
こんな『杉下右京』はいやだ!
杉下「これが被害者の所持品ですね・・・どれも高価なもののようです」
亀山「ちょっと、右京さん!」
杉下「高価なものを見るとくすねてしまうのは僕の悪い癖」
本当に悪い癖だ。

相棒シーズン3の小説化。放送は2004年10月~。上巻はドラマ8話までを5話にまとめたもの。
第一話「双頭の悪魔」
「人を非難する前に自分の怠慢を責めろ!」
事件そのものには全く関係の無い台詞だし、俺の状況とは意味合いが全く違うんだけど・・・いや、読んだタイミングがあまりにね。
仕事でなんかあったらまず自分のせいと考えた方が素早い対応ができる、とも読んだし。どの本だっけな。
第二話「女優」
「杉下右京はかなり難しい男と言われております。しかし、その男をある意味コントロールできる人間がひとりいます。それが亀薫です」
「亀山だろう?」
「亀でよろしい!」

笑うところな感じだけど『ある意味コントロールできる人間』ってのはその通りだと思う。
「亀山薫」が1番いいなぁと思う理由はこれかもしれない。
第三話「第三の男」
陣川公平キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
陣川は自分も警察の一員としてなんとか検挙率アップに貢献したいという思いで、暇さえあれば指名手配犯のポスターを眺めて、顔を記憶するように努力していた。その意気はよかったが、結果は伴わなかった。なんと二度も、無実の一般市民を指名手配中の凶悪犯と勘違いして緊急逮捕してしまったのだという。
ちょっと長くなったから簡潔にまとめよう。
その意気はよかったが、結果は伴わなかった。
はい、ここテストに出まーす。
特命係に配属されたのは「島流し」だったことを知り落ち込む陣川。翌朝、自分が出勤した時に陣川がいなかったことで心配していた亀山だったが・・・
しかし、薫の読みは甘かった。陣川は思いのほか打たれ強い性格だったのである。打たれ強いというより、性懲りもないと言ったほうが適切かもしれない。そのことは「おはようございます!」という元気な挨拶に続いて彼が放ったひと言を聞くと、明らかだった。
そして始まる物語。「相棒」の登場人物で1番の大物なのかもしれない。
第四話「誘拐協奏曲」
「もう一度、死にやがれ!」
読み終わるとうへーとなる話。怒りを通り越して呆れ果てたい時にオススメ。
第五話「潜入捜査」
「あと、ひとつだけ」
他に無い『あと、ひとつだけ』。
推理小説の主人公って事件を解決するという点では万能なんだけど、全てにおいて万能では無いんだよなぁ。

明日はもちろん下巻を読むぜってところで時間切れ。