「アンチエイジングには抗酸化サプリメントが良い」という言葉はよく耳にします。
しかし、この抗酸化サプリメントの効き目はイマイチ実感しにくいもの。
人は2つの人生を同時に歩むことができませんので、抗酸化サプリメントを摂った場合と摂らなかった場合の両方を同時に行って比べることはできませんよね。
しかし、過去の様々な動物実験などによって、ビタミンCやビタミンEといった抗酸化物質が、体内の活性酸素を減らすことははっきりとしています。
また、活性酸素が体内の細胞を傷つけていることもはっきりしています。
効果はイマイチ見えにくいけれど、やはり、基礎的な健康と美容を考えると、それをおろそかにするべきではありません。
他の様々なサプリメントを摂るのは、まずはビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンをきちんと摂った上でのことだと考えるべきでしょう。
食事も同様です。まずはしっかりとした食事。その上で、食事だけでは摂取の継続が難しい栄養素についてサプリメントで補う。その第一候補として、抗酸化サプリメント。
綺麗なお肌・美容の“底上げ”を行うのですね。
抗酸化物質は、実に様々な種類があります。しかし、実は生体内において、どの抗酸化物質がどのくらいの効き目があるかは、まだはっきりと分からない部分も多い様です。
ビタミンCとビタミンEとでは、はたしてどちらが抗酸化作用が強いのか。
これは、人それぞれに違いますし、また、体内環境によっても違うため、簡単には比較できないのです。
ですので、何をどれだけ摂れば良い、という明確な値は、実はありません。
その中で、研究者や国際機関が、大まかな指針を示していると考えるべきでしょう。
つまり、あまり神経質に「1日に何ミリグラムから何ミリグラムの間で厳密に摂取しよう」と考えず、ある程度適当に摂る様にして良いでしょう。