花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

蕺草と額紫陽花

2010年06月13日 21時44分10秒 | 春夏の花
梅雨が始まったようだ。
昨日は晴れていたので、そのときの日陰の藪のドクダミとアジサイ。
ドクダミはとにかく名前が悪いので印象も引きずられて無用に悪い。
しかし、花は悪くない。
積極的に美しさを褒め称えるノリにはならないが、まずまずの。

一昨年には桔梗が咲き出していた時期なので、それを期待した外出であったが今年はまだ蕾すらほとんどなく、全然早かった。
そういうわけで気合の入っていない写真である。

並揚羽蝶 12

2010年06月11日 22時42分20秒 | 蝶・蛾
アジサイのつぼみのついた枝の間を飛ぶナミアゲハ。
もうアジサイも花盛りのころであるが、この写真は先々週のもの。
これで花が咲いていたら…花で蝶が見えなかっただろうから、まぁ良しとしたものだ。



別のところで休んでいる、同じ個体。
こうだと羽の燕尾部分が破れ欠けているのが見える。
上の写真ではその部分が隠れているのが残念だったが、これであればそれも怪我の巧妙的な「想像力で補ってください実際はアレです」ものだと強弁できる。

三条蝶 2

2010年06月10日 21時58分59秒 | 蝶・蛾
羊歯の上のミスジチョウ。
コミスジと写真を並べて比べると、ところどころちょこちょこと模様が違うのがわかる。

写真的には、もうちょっと日がおとなしくて蝶自体の色が出ればよかったが、真上からの光と緑色の照り返しが強すぎた。
夏の雰囲気と言えないこともないが、図鑑写真にならないならならないで、もうひとひねり欲しいところだったか。

小鷺 9

2010年06月07日 23時12分21秒 | 
水のあるところなら大概いつでもどこにでもいるコサギ。
ちょっと遅めな気もするが、求愛行動中。
積極的に写真に狙うのは、やはりこのタイミングだ。

今回のは光の具合で顔の赤色がうまく出ていないが、撮影角度が悪くない具合で撮れた。
他の鷺も写ってにぎやかな感じにできれば、もっと引いて撮りたいところだが、そんなことがなかったので、このように。




その鷺の停まり枝争い。どちらかが上の写真の鷺だったはずだが、どっちがどっちかは見分けがつかない。
これは、とっさの1枚撮りにしてはノートリミングで上手い構図にできた。
奇妙にダイナミズムの無い姿は、優雅と言い換えることができるか。
声は汚いので、実際に見ている立場からはノーコメントだ。

睡蓮 3

2010年06月06日 22時46分21秒 | 春夏の花
水上と水面のスイレンの花。
先日のように庭石菖の花なんかを前景にすると巨大に見えたりもするが、
広い所にまばらに咲き、葉も大きいので、普通に見るとどちらかというと小さい花に見える。

どうしても、この花を前にすると蓮の花の方を期待してしまうからか。
これはこれで良い花ではあるのだが。



花菖蒲を前景に持ってくると、さらにそんな感じが増す。
実際、目で見てもそんな印象だ。

ところで、最近は花写真を大きく絞って撮ることが多くなった。
嗜好の変化は普通にあることだが、センサーのゴミが目障りに写りやすくなるので気をつける必要がある。その点、自分用メモ。

芋片喰

2010年06月05日 21時41分43秒 | 春夏の風景
意識して見ないと見えないような花であるカタバミだが、ちゃんと見るとちゃんと綺麗だ。

今はじめて知ったが、カタバミにもいろいろあって、黄色い花のは日本に普通に昔からあって家紋にもなっているカタバミ。葉が緑と赤黒いのがあって、赤黒いのはアカカタバミ。
花がピンクのは南米原産の帰化植物で、ムラサキカタバミ、ベニカタバミ、イモカタバミがある。
ムラサキカタバミは、しべの色が白い。
ベニカタバミは、しべが黄色く、他より葉がすこし小さい。
イモカタバミは、しべが黄色く、葉の切れ込みの元に小さい黒点がある。
ということらしい。細かすぎてどうでもいいことだ。
これは、かろうじてイモカタバミであることがわかる気がする。


姫蓮華

2010年06月04日 21時50分08秒 | 春夏の花
渓流のヒメレンゲ。

手に触れられるまで近づけるところに咲いていたので喜んで接近してみたが、
背景まで見えるように写せるほどに絞り込める明るさはなかったので、
ちょっと良くわからない惜しい感じの写真。
少しぶれてもいるが、雰囲気はこんなものかと。



茎や葉は苔っぽい質感。
日陰の冷やりとした湿り気多めシチュエーションで、悪くない。

山黄斑日陰蝶

2010年06月03日 21時55分14秒 | 蝶・蛾
緑系の環境光が濃い林の中で、ヤマキマダラヒカゲ。
普通に直射日光の下だともっと黄色っぽい蝶だ。

似たような里キマダラヒカゲと山キマダラヒカゲという種があって、ここは立派な里の中であるが、特徴的には山キマダラのように見える。
まあ、学者以外にはどっちだって構わないくらいの話。

虎斑小灰蝶 2

2010年06月01日 23時15分55秒 | 蝶・蛾
新緑の照り返しを受けて緑色なトラフシジミ。
このシジミ蝶も、羽を広げたときの上側には青い光沢があり、飛ぶとキラキラ光っている。
しかしほかのシジミ蝶よりはこうして羽をたたんでいるときの外側にもそれなりの模様があって、洒落ている様子。
もうちょっと良い角度の写真を撮れればよかったのだが。