ジイジイの腕の見せ所。

上の孫は、「日本に来て一番の楽しみはマリオゲームをする事」と言う程のゲーム好き。
朝のうちに勉強をしたらゲームOKと言う条件の様で、ようやくママの許可が下りたまでは良いのですが・・・・。
暫くぶりに物置から出して、記憶を頼りにTVに繋いで、さあ、始めようか・・・と思ったまでは良かったのですが、どういう訳か画面がフリーズしたまま先に進みません。
「こりゃ、壊れているな」と呟いた時の、孫の顔はガッカリ感満載で、見ていられない位でした。
取説も無くなっているし、第一、機械の故障なんて素人が見ただけでは分からないですからね・・・・。
しかし、ここからがジイジイの根性と実力の見せどころです。
ゲーム機の隅から隅までじっくり観察をし、2年前の記憶を辿りながら、当時と違う不自然な感じの箇所を発見しました。
この小さな赤いボタンを押した時の感触が何となく不自然です。
普通ボタンと言うのは、押せばポチッと入るし、離せば自然に戻ってくる筈ですが、押せないし、戻ってくる様子も感じられませんでした。
おそらく、何かに引っかかってボタンが固定されてしまっている様です。
小さいマイナスドライバーを使って、悪戦苦闘する事40分。
突然、ボタンの感触が戻った瞬間に、「ジイジイ動いた!!」と叫ぶ孫の声と同時に、それまで動かなかった画面が突然動き出しました。
「ママ、ジイジイが直したよ」と家の中を大騒ぎして飛び回っている10歳の子供相手に「どうだ、ジイジイは天才だろう」と取り敢えずの一言です。