弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

「はやぶさ」は生きていた!

2006-03-09 00:30:40 | サイエンス・パソコン
昨年末、日本の人工衛星「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」に接近し、2度着陸し、離陸を繰り返した飛行実況をワクワクしながら見ていました。後からの発表を読むと、どの場面も綱渡りのようなオペレーションで、よくあそこまでうまくいったと思います。さらにその後の報告では、再離陸したはやぶさは満身創痍の状況でした。
年末には今回タイミングで地球への帰途につくのをあきらめ、3年間待つことになりました。地球とはやぶさとの交信もままならない状況のまま、その後は消息の発表もなく経過していました。

3月7日の発表によると、最近になってはやぶさとの交信が再開されたようです。とはいっても、意識不明だった重病人が、朦朧ながら呼びかけに対して反応を示すようになった、という程度の交信であり、「生きていたぞ!」と喜びはしたものの本当に生き返るのかはまだ不明という状況ですね。

「はやぶさ」ミッションは、イオンエンジンという新しいエンジンを使い、地球スイングバイという高等技術を行い、小惑星イトカワ上空に到着して近距離から詳細観測を行う、というだけでも遠大なミッションでした。ミッションの予算(3百億円台だったか?)の規模からすれば、本当ならこれで大成功というところでしょう。そして、すでにそれらを100%達成しています。
今回のミッションが意欲的だったのは、さらにイトカワに着陸して試料採取し、離陸し、地球まで戻り、地球再突入で試料を回収する、というところまで計画されたことです。
よくわからないのですが、ここまで欲張り計画を立てないと日本では予算が下りないのでしょうか。

満身創痍で人事不省に陥ったはやぶさが、これから手厚い介護を受けつつ自己治癒能力を発揮し、3年後に地球帰還へと旅立つことができるのか。

応援していますので、関係者の皆さん、頑張ってください。

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いとさん、トラックバックありがとうございます。
それにしても「はやぶさ」の生命力の強さには驚かされます。ヘルマンマイヤーに匹敵するでしょうか。きっとマイヤーの如く、再度立ち上がって地球に帰ってくると信じています。

> 私も俗物たちとの戦いでの勝利と、王国の復興を目指し頑張ります。
の王国って何だろう?と興味を持ちましたが、まだそこまでは読み切れていません。

ボスニア戦は、私も細切れで観戦し、幸に日本の2得点のシーンを見ることができ、ともに「入った~!」と叫んでしまいました。
コメント (1)
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