比良山系で滑落死亡事故

最初に読んだのは読売の記事なんですが、本文には登山ツアーに参加、とだけ書いてあって、ガイド付きなのか旅行会社が主催しているものなのかすらはっきりわからんです。

登山ツアー参加の医師、死亡…下山中に滑落？
読売新聞　　2013年9月22日13時30分

引用
知人３人と共に、同山への登山ツアーに参加。同日午後０時３０分頃、体調不良のため途中で下山した知人女性の後を追って引き返したが、その後、行方がわからなくなっていた。女性は１人で山を下り、無事だった。
引用おわり

この部分だけでもダメダメ感が充分に漂っているのですが、詳しいことがわかりません。そこでもうちょっとだけ突っ込んで記事を探してみるとありました。



山で遭難　６８歳男性が死亡～滋賀・大津市
毎日放送　　09/22 12:08

引用
男性は２１日午後、現地の登山ガイドが引率する登山ツアーに参加していましたが、体調を崩して途中で下山した参加者の女性の様子を見てくると言って、ひとりで下山し、行方が分からなくなっていました。
引用おわり


現地ガイド付きですか。ガイドついているのに調子の悪い登山者を単独で降ろすとか（以下省略



比良山系登山遭難・医師死亡　滋賀県大津市（滋賀県）
日テレニュース　　9/22 12:08

引用
警察などによると三杉さんはきのう午前、比良山系の複数の山を１０キロにわたって歩くツアーにグループで参加。出発から約１時間後、ツアーについていけなくなった知人が下山することになり、三杉さんも後を追う形で、一人で来た道を引き返していたが、３時間たっても戻らなかったため旅行会社が警察に届け出ていた。
引用おわり

日テレにも出てますね。それにしても、調子悪い参加者をひとりで行かせるとか、それを心配した遭難者も単独で行かせるとか、ガイドや添乗員は何をしていたんでしょうか。


引用
警察は、安全管理に問題がなかったかツアーを主催したサンケイ旅行会などから詳しく話を聞く方針。
引用おわり




珍しくツアーを主催した会社の名前が出てますね。

どんな事情であれ、ツアー参加者を単独で下山させるなんてことは、絶対に避けなければならないことです。また下山する参加者が複数であっても、ガイドか添乗員が付き添うのが当然でしょう。

滑落事故を防ぐのは容易なことではありませんが、同行者がいれば事故の発生をすぐに通報できたでしょうし、現場だって特定できるわけです。




トムラウシの件でさんざんツアー登山の安全対策についてやったはずなのに、こんなお粗末なことを未だにやってるガイドや旅行会社が存在するんですな。