あちこちで絶賛されている「岳」を読んでみました。
参考URL
とりあえず第2巻まで読みましたが、以下に感想を・・・・・・
◎評価できるところ
山岳遭難の悲惨さをやたらめったら強調していないところでしょうか。遭難救助では緊迫した状況になることもありますけど、ノンビリした状況もあるわけです。そういう場面も描写しているところに、リアル感がありますね。
また若いヤマヤらしいノリも表現されているのは、なかなか面白いです。
◎ちょっとアレなところ
ディテールが甘いです。さりげなく「地域課」が出てくるあたり「作者は取材しているなあ」と思うこともあるのですが、ロープワークとかいろいろ目についてしまいます。そんなわけで、なかなか素直な気持ちで読むことができません。
それに、「よくがんばった」と遺体に向かって言うのはちょっとなぁ・・・・・て感じです。
◎かなりアレなところ
航空法により遺体はモノとして扱われるから機内収容ができない、と、警察官が遺族に答えるシーンがありますけど、これ、たぶん逆です。遺体は機内収容が原則で、状況が厳しい時には赤モッコに収容したまま吊り下げていったり、ホイストに吊したまま移動する、ってのが正解だと思います。
また岩壁のクラックは雷の通り道になるから、そこに待避するのは危険だ、ということで遭難者に対してクラックの外へ出るように注意しているシーンがありますけど、これは初耳です。もし知っている方がおられましたら、コメントください。ちなみに雷がロープを伝ってくる、と主人公が言う場面がありますけど、これはおそらく本当だと思います。
◎ちょっと××なところ
2巻まで読んだだけでも何度も遺体の描写が出てきます。これ、もしかしたら実際の写真見て描いてるんですかねえ。普通の人なら何とも思わないのでしょうが、一部の描写はヤケにリアルなので昔の経験を思い出してしまい、ちょっとイヤです。
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とりあえず第2巻まで読みましたが、以下に感想を・・・・・・
◎評価できるところ
山岳遭難の悲惨さをやたらめったら強調していないところでしょうか。遭難救助では緊迫した状況になることもありますけど、ノンビリした状況もあるわけです。そういう場面も描写しているところに、リアル感がありますね。
また若いヤマヤらしいノリも表現されているのは、なかなか面白いです。
◎ちょっとアレなところ
ディテールが甘いです。さりげなく「地域課」が出てくるあたり「作者は取材しているなあ」と思うこともあるのですが、ロープワークとかいろいろ目についてしまいます。そんなわけで、なかなか素直な気持ちで読むことができません。
それに、「よくがんばった」と遺体に向かって言うのはちょっとなぁ・・・・・て感じです。
◎かなりアレなところ
航空法により遺体はモノとして扱われるから機内収容ができない、と、警察官が遺族に答えるシーンがありますけど、これ、たぶん逆です。遺体は機内収容が原則で、状況が厳しい時には赤モッコに収容したまま吊り下げていったり、ホイストに吊したまま移動する、ってのが正解だと思います。
また岩壁のクラックは雷の通り道になるから、そこに待避するのは危険だ、ということで遭難者に対してクラックの外へ出るように注意しているシーンがありますけど、これは初耳です。もし知っている方がおられましたら、コメントください。ちなみに雷がロープを伝ってくる、と主人公が言う場面がありますけど、これはおそらく本当だと思います。
◎ちょっと××なところ
2巻まで読んだだけでも何度も遺体の描写が出てきます。これ、もしかしたら実際の写真見て描いてるんですかねえ。普通の人なら何とも思わないのでしょうが、一部の描写はヤケにリアルなので昔の経験を思い出してしまい、ちょっとイヤです。
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雷クラックですが TVで作者が体験談だと行ってました。
ただし 作者はクラックに立てこもった方だったそうです。
私だったらどちらも避けて、ひたすら安全なところまで下降しますけどね。
気象に詳しい友達に聞いてみます。