タイツ派がいきなりマジョリティになった件

というわけで、戻ってきました。



それにしても、今年の夏山で目立ったのは、タイツを履いた人々ですね。登山者の３割ぐらいはタイツを履いていたかもしれません。短パンにスポーツタイツの組み合わせが、マジで多かったです。

さらに、長いズボンの下にタイツを着用している人を含めれば、かなりの人がタイツを履いているのではと推測されます。山岳ガイドや県警救助隊員、グリーンパトロール等、関係者の間でも着用している人を確認できましたからね。





一方、タイツは履いているけど短パンは履いていない、というスタイルの登山者も、少ないながら見かけました。短パン＋タイツってなぜか違和感を感じるのですが、タイツオンリーで颯爽と歩く姿は虚飾を廃していて美しいとすら思えます。真の漢たちですね。やはり短パンや山スカなんて中途半端なものは履かないほうがいいのでしょう。

さらに、短パン無しでタイツを履いているが、上に着ているシャツがあまりにも大きくて、スナフキンみたいになっている登山者も一人だけ見かけました。こちらに笑顔を向けられましたけど、ちょっとリアクションに困りました。




さすがに全身タイツの登山者は見かけませんでした。ちょっと期待していたんですけどね・・・・・







ここでちょっとだけマジメな話。今シーズン、こむらがえりが１時間以上止まらないという女性に対応したんですけど、この女性、タイツを履いていたんですよね。

最初、足がつったときにタイツを履いたそうなんですが、２度目の痛みが起きたときは下半身全体が激しく痛み、こちらが通りがかった時には大騒ぎの真っ最中でした。

で、あれこれ応急処置しても再発を繰り返し、困り果てたのですが、仲間が「タイツが悪影響を及ぼしているのでは？」と言ってきたのでタイツを脱がしてみたところ、ようやく収まりました。おそらく、タイツで締め付けることによって、血流を阻害したのでしょう。




話題の山スカですが、八方尾根あたりだと噂ほどの流行では無いなあ、って気がしました。それでもまあ、牛首の鎖場に向かって山スカを履いた女性がダブルストックで特攻し、ガチャンガチャンいわせながら通過していくのを見かけると、「時代なんだなあ」と感慨深いものがありました。

また山スカではなくて、ただのスカートを履いてる人も目立ちましたね。