豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

登山計画書を放置、という報道に微妙な違和感が・・・

2012年04月02日 | 遭難と救助について考える
十勝岳遭難 道警、登山計画書を放置
朝日新聞  2012年03月30日

登山計画書提出済み 十勝連峰遭難死 道警が処理怠る
北海道新聞  03/30 10:48


この前の上ホロの遭難事故ですな。

北海道警察の本部あてに登山計画書が送られていたのですが、所轄の警察署に転送するのを忘れていたようです。で、手元に登山計画書が無いので富良野警察署は「登山計画書が提出されていない」と発表してしまい、それを聞いた遭難者の家族から一言あったようです。


うむむ





個人的には、なんでこんなつまらんことが問題になっちゃうのかなーー、ってのが正直な感想でしょうか。


なぜかと言いますと・・・


例えば、私が現場に出動するとします。要するに長野の場合です。すると所轄の警察から「登山届をどこに出したのか遭難者に聞いてくれ」という質問が、だいたいあります。で、聞いてみると「出してませーーん」という回答がほとんどで、他は「登山口に出しました」とか「地元警察署に出しました」となるわけですね。県警本部に出したー、と言った遭難者にはこれまで遭遇してませんけど、そういう例もあるでしょう。

で、その聞き取りを元に所轄の警察署は登山届を入手するわけです。

ですから、所轄の警察署に登山計画書が提出されていなければ各方面に問い合わせするなり、遭難者や遭難者の友人家族に聞くのが先決だと思うのですが、富良野警察署はいきなり「登山計画書は提出されていない」と発表してしまったわけです。

なんていいますか、ツッコむべきは道警本部の不手際というより、富良野警察署のような気がするんです。





登山届とか登山計画書の扱いにしても、各都道府県でいろいろなんですね。



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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-03 06:06:06
北海道警察は、登山計画書を道警本部か各方面本部に出すように呼びかけています。
http://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/info/chiiki/sangaku/sounan-data/tozan-keikaku.html

メールでも出せるようになっていて、これは道警本部に届きます。
https://www.police.pref.hokkaido.lg.jp/consult/yama-mail/tozan_mail.html

従って記事のとおり、道警本部の不手際って事になります。
但し、富良野署も本部や家族に問い合わせるべきだったとは思いますけどね。
Unknown (おてんばやまんば)
2012-04-03 12:33:54
私は登山会に入った経験がなく個人で歩いてます。
登山届は常に登山口の届ポストに提出しています。
所轄の警察署ならともかく、警察本部に登山届を出すってことには違和感を感じましたが、そういうもんなんですかね。

Unknown (774RR)
2012-04-03 21:39:22
おてんばやまんば様
余計なお節介コメですが、大雪山系、登山ポストがある登山口はほとんど林道奥で冬は一般アクセスできません。
また大雪山系、市町村分岐にもなるので所轄への届け出も微妙です。道警本部へ計画書を提出するのが理にかなってると思うのですが?

問題はやはり、所轄と道警本部の連携・連絡の無い点な気はします。
Unknown (おてんばやまんば)
2012-04-04 12:28:28
なるほど、地域(山)特有の事情があるんですね。

それにしても、行政機関間の不手際は、目に余るものがありますね。
個人的にも仕事上でも、提出した書類を放置された経験がありますが、登山届が出されていないと誤って発表されたご家族の心情は、いかばかりでしょうか。