豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

福井県警でも登山届をオンライン化

2009年04月26日 | 遭難と救助について考える
いくつかの県警でメールやサイト上から登山届を提出できるサービスを始めていますが、福井県警でも電子申請ができるようになりました。


登山計画書ネットで届け出 県警、効率的な救助活動へ
福井新聞  4月23日


どんなものか、ちと覗いてみました。

福井県警察/登山届


なんと、ログイン画面があります。ちょっとびっくり。このサイトはふくe-ねっとという、福井県や県内市町村の各種届出、施設予約ができるポータルサイトを利用しているようです。利用者IDを登録しておくと、登山届の申請時に入力を省略できるのだとか。

凝ったつくりですな。


もちろん、ログインしなくても申請ができます。



実際の申請画面については、ちょっと不足なところがあるなあ、という印象ですが、ネット環境があればお手軽に利用できるという点は評価したいところです。


あとはそうですねえ、やはり登山届を提出する意義をもっと周知しないとダメでしょうね。登山届についていつも思うのですが、「なぜ書かないとダメなの?」という感じで、初心者には伝わりにくいです。中には「下山後に警察へ報告しないといけないからメンドウ」なんて誤解している人もいますしね。

2 コメント

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メリットを書かないと。でも難しいかも (たぬたぬ)
2009-04-27 09:58:32
登山届を出すと・・・

「遭難の時、いちはやく救助される!(かもしれませんよ)」
「専門家が事前に計画をチェックしてダメだししてくれる!(かもしれませんよ)」

結局、警察としてはあんまり確かなことは言えませんよね。。。

「計画書出したんだからさっさと救助に来い!」なんて言われたくないでしょうしね。
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Unknown (bongo-pete)
2009-04-27 19:26:05
>「専門家が事前に計画をチェックしてダメだししてくれる!(かもしれませんよ)」

剣岳の条例とかは別として、普通は警察によるダメ出しは無いと思います。が、志水哲也氏の著書に、単独で知床登ろうとしたら交番から宿へ電話が入って中止を求められた、なんて話が出ていますね。
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