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連続ドラマW「黒書院の六兵衛」

2018年08月06日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 WOWOWでもたまに時代劇をやります。これは浅田次郎先生の原作ですが、私の好きな幕末物。それも、主役が龍馬でも勝でも西郷でも新撰組でもなく、舞台は不戦開城直前の江戸城。

 その史実をベースに、一切口を利かぬまま江戸城内に居座り続ける武士と、開城前の下見を任された尾張藩下級藩士の駆け引きを描いたものです。尾張藩というと、御三家であったのに寝返って官軍側についたということで、旧幕府側にも恨まれ官軍側からは「にわか官軍」と言われる微妙な立場。その辺の設定は絶妙です。

 その居座り続ける正体不明で無言の武士六兵衛が吉川晃司、とんだ貧乏くじでドタバタする下級藩士が上地雄輔というキャスト。駆け引きとは書きましたが、六兵衛は本当に無言で座ってるだけですので、主役は六兵衛ということなのかもしれませんが主に動くのは下級武士である上地の方。

 勝・西郷会談により無血開城が決まってから、実際官軍が乗り込んでくるあたりは大きな衝突もなく通常のドラマではサラッと流されるところではあり、川路聖謨が自決したあたりも特に取り上げられなかったり。

 そこに特別なエピソードを作ってぶっ込んでくるのは、さすが浅田次郎先生です。原作読んでないのでこの後どうなるかわからないのですが、二話目まで見た感じはかなり面白いです。8日(水)の深夜に1~3話の一挙放送やるそうですが、初回見逃した方もチャレンジを。まぁWOWOW見られなければ無理ですが。


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