そこかしこに

　山科けいすけ氏の漫画にあった場面。侍が山道を歩いていると岩陰に忍者の気配を感じ、「ふっふっふ。間抜けな奴め。気配が丸出しだわい。」と呟いたものの、そのうちに「木の上にもう一人、草むらに二人…３人、４人、５、６、７、８、９、１０、１１…。わ、わかった、降参だ、降参」というのがオチ。

　なぜこんなのを思い出したかというと昨今の大麻騒動。大相撲の力士は、昨年発覚してクビになった奴がいたのに性懲りもなくというか堂々とやって捕まってるし、あちこちの大学生は捕まるし。もしかしたらみんな自転車の二人乗りをお巡りさんに注意されるくらいの感覚しかないのではないかと思ってしまいます。

　赤信号みんなで渡れば怖くないじゃないけど、最初は一人ずつ捕まってもそのうち大麻やってる奴の方が多数になり、やってない人が降参してしまう事態になるかもと冗談でなく思ってしまいます。いちいち捕まえてると、拘置所が足らなくなってしまったり。

　ではどうすればいいかというと、既にどっぷりと手を出してしまった人は捕まえて厳罰に処するとして、あとは青少年への徹底した教育が必要でしょうね。実際は未成年の飲酒、喫煙にも世間が甘すぎると思うこともしばしば。１８～９歳の頃に飲酒も喫煙もしてた者の自戒もこめてですが。

　あとは入手ルートを厳重に封じることも必要ですか。それにしてもみんなどこから買うんでしょうね。