ルーマニアンマクラメの世界

ルーマニアの伝統手編みレースの魅力をさまざまな角度からアプローチします。
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見えない主人公への敬意を促す一輪 舞鶴の御堀にて

2020年06月29日 | 伝統

今この瞬間だけ毅然とした美しい一つの生命の前にあって、
私たちは誰にどのように感謝したら良いのでしょう。

この一輪がこの姿になるまでの歴史は長く
多様の仕事の結果でしかありません。

それはお堀を掘った職人さん達から始まり。
蓮の花咲かせましょう、との会議で反対意見に対抗するために
考えられた理屈があったかもしれません。


近年ではみどり亀に根っこを食べられないように行政の皆さんが
保護活動を行い、その根拠になる科学的なロジックは研究室で培われました。

そんなこともつゆ知らず、水中のプランクトンや水上のアメンボも何かしら役に立つ。


真の主人公は花そのものではなく、葉っぱや根っこ、周りに住む小さな動物なんじゃないかしら・・・
そんな気にもさせる語り尽くせないほどの物語を生まれもった一輪です。

 

 

 



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