酷い尾ひれ背びれを見た

2013-02-04 20:09:32 | 社会人向け
【登場人物】
・BOMB
新社会人の好青年。昇給して余裕が出てきたからか、最近は誰にでも優しい。
カキフライとのっぺい汁が大好き。

・SM上司
イニシャルがSMなだけで怪しい人ではない。
頭はおかしい。

・課長
かなりの強面。ヤクザに間違えられ、苦情を寄せられた挙句、通報されたという悲しい過去を持つ。
飼っているダックスフンドを職場に連れてきては、その愛くるしさを自慢する。

・総務課のY上司
SM上司の後輩。わけのわからないメガネをかけているしきっとわけのわからない人。
あだ名はチビギャング。

・食堂のおばちゃん
これでも新人。50を前に新たな一歩を踏み出した。
記憶力が悪い。

・食堂のおっさん
料理は味より量だ!




【私、BOMBがやったこと】
昼飯に食堂に行く。カレーを注文。
12時10分に着席、カレーを待つ。
12時40分になっても出てこないので、仕方なく返金してもらう。
購買部でパンを買い、12時45分、自分の課のデスクに戻りパンの袋を開ける。




【現実】
新人の食堂のおばちゃんは全く慣れておらず、客の注文したメニューの半券を、既に提供済の半券とごっちゃにしてしまった挙句、
それに気付いて慌てふためいたせいか、全ての半券を入れた箱(全て同じ箱に入れている時点で終わってる)を、
食器を洗うために水を張っておいた大きなシンクにぶちまけてしまう。
その結果、誰が何を注文していたのかが全て分からなくなってしまう。
そんな中、奥からおっさんは構わず皿に盛りつけ、どんどんカウンターに並べる。
この結果から導かれるは、早い者勝ちで料理を奪い合うだらしない大人達。
新人で超若手の自分はただただ遠慮するしか無く、30分が経過。
誰も他にカレーを頼んでいないから、次こそは自分の番と待ち続けた20分。(最初の10分は無理だと諦めていた)
結局カレーは出てこなかった。

しかしここは流石BOMBさん、文句の一言も言わずにそのやらかしてしまったおばちゃんへ一言。
「時間もアレなんで、返金お願いできますか?」
うっすらと微笑みながら、お金を受け取るBOMBさん。おばちゃんの申し訳なさそうな顔。350円を受け取る。
そしてまた一言。
「カレーは400円っすよ、あと50円ですね」
モナリザのような微笑みで残りのお釣りを要求するBOMBさん。おばちゃん超しょんぼり。
これを総務課のY上司は見逃さなかった。

購買で酵母パンを買い、自分のデスクに座った直後、課長が一言。
「おいBOMB、お前随分と暴れてきたんだな、たいしたもんだ」
訳が分からないので詳しく聞くと、どうやら総務課のY上司が課長に告げ口をしたらしい。
新人のおばちゃんを言葉でねじ伏せた、そしてついに泣かせてしまった、お釣りも多く巻き上げた(迷惑料らしい)、
こんな新採を抱えるなんて課長はやっぱりヤクザじゃねえかいい加減にしろ、といった内容。
こっちがいい加減にしろどうもありがとうございましたー。
その話を聞いたSM上司が、今から謝りに行くべと悪ノリ。
そんで購買に行ってそこの店員さんに何故か謝る羽目になりました。何一つ聞いてなかっただろ。








こんな職場ですが、人間関係に恵まれ楽しくやっております。