途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「死刑にいたる病」櫛木理宇

2022年07月23日 10時01分08秒 | 乱読本感想
早川書房  2017年10月25日

”映画化原作””たった一件の冤罪証明”の文字と阿部サダオ・岡田健史・岩田剛典・中山美穂のキャストの写真を見て、これはきっと面白い話なんだろうと読み始めた。
勝手に今まで読んだことがある様な冤罪証明の話だと思ったのが間違いだった。
直接的なエグイ描写、登場人物皆に漂ううっすらとした不穏な感じ。
終盤、そこから脱したかと思ったが、もっと不穏な空気で終わった。
気持ち悪さを我慢して読んだが、最後に残ったのはやっぱり気持ち悪さだけだった。
ただ、殺人鬼・榛村大和の人たらしというか、人を操る天才的な才能が何か良いことに使われたらと思ったが、別のホラーが生まれるだけか。
こういうジャンルを好む人もいるだろうが、私は好きでない。

乱読本感想リスト 作家【か】行 

乱読本感想リスト タイトル【さ】行


最新の画像もっと見る

コメントを投稿