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読書感想「正義の天秤 アイギスの盾」大門剛明

2021年11月07日 06時30分37秒 | 乱読本感想
KADOKAWA 2020年8月25日

シリーズもの!?発売日がずれた上下巻!?
1作目の「正義の天秤」をそのまま引き継いでの5つの話、5つの弁護、そして鷹野が医者をやめて弁護士になるきっかけになった事件の真相が最後に明かされる。
それぞれの弁護依頼事件を解明していく中で”ルーム1”メンバーの過去や考え方も描かれ、鷹野との関係性も良くなる。
個々人に肉付けがされることでそれぞれが生き生きと動いてゆく。
1作目で感じたドラマキャストとの違和感も薄れて、物語をそのまま楽しむことができはじめた。
真相を解明することが被害関係者の心を癒し、加害者の真の反省を促す。
それは冤罪を生まないと言うこと。
大門剛明作品、まだ3作しか読んでいないが、どれも”冤罪”が奥底に流れているようだ。

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