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読書感想「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ

2021年11月08日 23時59分47秒 | 乱読本感想
文藝春秋 2020年09月02日

2019年本屋大賞受賞作で映画化と言うことで、帯ではなく、映画出演者の写真のカバーがかかっていた。
その俳優さんたちが文章の中で動く。
まるで最初から優子ちゃんは永野芽郁、森宮さんは田中圭、梨花さんは石原さとみと決めて書かれた様なお話で、ある部分は不幸なのだが、血の繋がっていない父親や母親たちと暮らしている様子は幸せにみえる。
その幸せな様子を読んでいくと涙が出てしょうがない。
幸せって涙が出るんだ~と思った。
その近視眼的な読み方をしつつも、頭の隅っこでは、実のお父さんと連絡が取れないって現実であるか?(まっ、小説だけど)と。
最後は結婚式の場面、頭の隅にはツクリモノだよなぁ~と思う部分がしっかりあるのにお風呂で鼻水たらして泣いていた。
素直な若い人が読めば、解説を書いている上白石萌音さんの様に感動するのだろうが、ね。

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