途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「みんなのうた」重松清

2019年06月08日 09時45分38秒 | 乱読本感想
角川書店 2013年8月24日

★2

読み始めて、『えっ!これってうちらが舞台やん』とニタニタしてしまった。
何故って、直接本当の地名は書かれていないが、地元の人ならすぐに気が付くワードがあからさまに地名に使われていたからだ。
そして描かれる景色は私の目の前に広がっている、そのまんま。
重松清さんをWikipediaなどで調べると最初に出てくる出生地だ。
今まで重松作品を読んできて、育った場所である瀬戸内の描写はよく出てきていたが、”ここ”が舞台になったことはない気がする。
”ここ”は”市”だが田舎だ。
”ここ”で育って、東大を目指し上京していたレイコさんが3浪の末、夢破れて帰郷する。
行き詰っているレイコさんを家族も地域も温かく迎える、が・・・
描かれる自然、地域の状況、人々、『あぁ~うちらだ』
ここで生きている人、生きられる人、生きられない人、出ていく人、戻る人、戻らない人・・・すべて”ここ”のまんま。
登場人物のそれぞれの気持ちが解る。
が、どう生きるかは自分自身が決めること。
レイコさん、さあどうする?
決めても、どうなる?
この作品は「家の光」で連載されていたそうだ、だから田舎の状況は良く描かれていた。
その通り!なのだ。
でも、そこに感動を持ってこようとして・・・ちょっと・・・逆に感動しなかった、かな。


乱読本感想リスト 作家【さ】行 


乱読本感想リスト タイトル【ま】行

コメント   この記事についてブログを書く
« 読書感想「ペテロの葬列」宮... | トップ | 読書感想「パラレルワールド... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

乱読本感想」カテゴリの最新記事