ぼくのほんだな

フワフワしたノリやすい僕が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな218・・「花の流れに」石川ヨシ子作品集と亀山本徳寺の格天井画

2017年04月09日 | 美術・工芸
花の絵って見たことある? あたりまえに見たことあるよね。 で、それって本当に花の絵だった? 花のような、花みたいにみえる絵じゃなかった? (なにいってるの?) あらためてそんなこと訊いてみたくなるような花の絵を見てしまったのだ。 それは石川ヨシ子が描いた花々なんです。 見てもらえばうなずけます、あゝ「コレが花なんだあ~」と。  (見なきゃあ分からないです。)

では、 あっ、そのまえにチョッとだけ石川ヨシ子のプロフィールを。

石川ヨシ子(1929-2016)は油彩画家で「花の画家」と呼ばれています。 元鹿島建設会長 故鹿島守之助の息女。 ローマで個展を開くなど画家として活躍しました。

これが作品集です。

 
函 (左) と表紙

「花の流れに」 石川ヨシ子作品集 2009 求龍堂


そのうち三点だけ。

 春 (花吹雪) 油彩 1984

 秋iの庭 油彩 1981

 

高原の花々 油彩 1989

どお? 見てのとおりだけど、妖しいよね。 妖しい。 生・命 そのものだよね。
ウ~ンこお、なんてゆ~か、うまく言えないけど、花が生きてるんです。 (花は生きてます。) ん、呼吸してるんです。 (呼吸してます?) 湿気を包み込んでいるんです。(ハイハイ。) まるで宇宙の鼓動に感応してるようなんです。 (ハ~イ、ハイ。) 分かってもらえるかなあ・・・?

それから天井画が凄いんだ!

亀山本徳寺(姫路市)の格天井には石川ヨシ子が5年の歳月をかけて油彩で描いた杉板85面に57種の四季折々の花々が咲き乱れています。 元鹿島建設会長 故鹿島守之助の十七回忌の際に天井画の作成を引き受けて寄進されたそうです。



これが亀山本徳寺大広間上段の間 格天井画。(全体) 油彩、杉板 1995
(「花の流れに」 石川ヨシ子作品集より)



中央に画かれているのは「蓮 (ハス)」の花



四隅には 桜の花が咲いています。



どアップの 「浜木綿(ハマユウ)」

あっぱれ、天晴れ! でもこれだけでは終わらないよ、御立会い! まだまだ素晴らしいのがあるんだよ。 それは 屏風絵!!

しか~し、 せっかく御立会いいただいたけど、つかれちゃった。 こちらは、又の機会に譲ります。おしま~い。 (疲れやすいんだね。)
コメント
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